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登山計画書と単独の心得!

鳴神山の記事を怠っています^^;
自分にしてはちょっと衝撃的な出来事があったので
この記事をアップします。

皆さん、登山計画書はきちんと提出していますか?
シンプルな形式ですが、私はしています。
今回は自分の登山計画書の提出で考えさせられることがありました。

6月某日。
私は庚申山に行ってきました。
もちろん無事帰宅しました。(だから今パソコンの前にいます)

いつものように昼寝をしていると見知らぬ電話番号から着信が。
出ると、「日光警察署の者ですが」と言います。

えっ。
何か交通違反した?!
これが最初考えたことです。

「あなた、〇日庚申山に行きましたよね。
登山計画書見たんですが」


「私、無事帰ってきましたよ!」

私、遭難したと思われたの?
これが2番目に考えたことです。

「違うんですよ。
実は〇日から行方不明の方がいて、
目撃情報を求めているんです」

えっ。
絶句しました。
性別年齢を聞きましたが、そういう方は見た記憶がありません。
そう伝えると、正確な出発時刻と到着時刻を訊かれ、電話は終わりました。

数分の電話ですが、
私はかなり動揺しました。
ネットで検索すると確かに遭難記事がありました。
今日で6日経っています。
皇海山に向かったと書いてありましたが、何故銀山平出発の私に電話があったのでしょう。
もしかして難ルートの銀山平からスタートしたのか、
それとも皇海山から道に迷って庚申山方面に来たと警察が推測したからなのか。
それは分かりません。
(皇海山では遭難死亡事故が6月に既に1件あることも知りました)

コウシンソウが咲いている為、現在庚申山は一番登山者が多い時期です。

私は初めて今年行きましたが、最初の2時間半位(猿田彦神社分岐)までは丘、
その後は急峻な山道となる、極めて起伏の富んだ山という印象を受けました。
特に山荘から山頂方面は急でちょっと驚きました。
(私は花目的なので登頂していません)

お山巡りは梯子は多いですが、決して難易度が高くはありません。
ただし長いので結構疲れます。
集中力はきれやすいと思います。
(ここが花が多いので皆さん歩くところですが)

皆さん、山行を決めるときは必ず
自分の脚力、登山力、当日の天候、体調等を考慮して決めて下さい。
庚申山を安全に歩くには7、8時間は歩ける力が必要です。
中盤からがらりと急坂となる登山道に対応できる力も必要です。


以下、主に単独山行で重要だと思われることを挙げていきます。
(もちろん登山計画書の提出は絶対です)

まず、早出早帰りの原則が基本です。
私は下山は出来れば14時台が理想だと考えています。
出来れば14時半より前。
早ければ早いほど、悪天候にあう確率が減り、
道迷いがあったとしても精神的に余裕が持てます。
8時間超の山行では開始を4時台にすべきだと思います。

無事に帰宅するのに一番重要なのは最新鋭の装備ではなく、確かな脚力なんです。
安全登山の第一は脚力、そして冷静な自己判断能力です。
行きたい山、憧れの山があるなら訓練して下さい。
そして、疲れない歩き方を習得して下さい。
最適な休憩の入れ方、エネルギーの補給等を把握して下さい。
序盤突っ込む歩き方は一番だめな歩き方です。

そしてバランス力も岩場では極めて重要です。
これを鍛えるには普段はストックを使用しない、体幹トレーニング、
岩場の訓練が重要です。
山を沢山歩く方は体幹トレーニングはしなくてもいいと思います。

あとは読図力です。
実は私はこれが極めて苦手ですが、スマホの簡易GPSでかなり不安が軽減しました。
モバイルバッテリーも必ず持ちます。

持ち物で一番大事なのはダブルストックだと思います。
長丁場では疲労軽減の為、私は必ず使います。
あと、怪我したときには素晴らしい松葉杖になります。

単独が好きな人も、単独にならざるを得ない人もいると思いますが、
どちらにせよ、全ての責任は自分にかかってきます。
山行だけでなく、車の運転等まで自分で全部しなければならないのですからね。
私は登山口(下山口)は常に自宅の玄関だと思っています。
ですから、慎重に入念に事前準備をし、自分の能力に見合うか判断して下さい。

恐ろしいことに皇海山で20日現在2件の遭難が起こっています。(どちらも単独)
1件は無事救助されたというニュースを見ました。
救助されたのは、もう1件の救助活動をしていた民間の救助隊が発見したからだそうです。
まさか、自分が歩いている間に、近くで生死の不安と戦っている人がいたなんて…
単独の方は特に気を付けて山歩きを楽しんで下さい。






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千円の募金。

今年の春はあっちこっちの山に行こうかなと思っていたが、
ある思惑が芽生え、鳴神山に縛り付けられている。

あんな花、こんな花を見たいなと思ったけれど、
当面は鳴神山に留まろうと思っている。

コツナギの移植地に募金箱を置くようになって数年。
募金活動自体は好きではないので、
自分は去年は花の一覧のプレートを何十枚か用意して全部寄付した。
その売り上げ金をボランティア活動に使うようにと。

今年はなんだかんだと慌ただしく、プレートを作る暇がなかった。
ただ、二つの団体が同じ山で同時に募金を募っているのは正直気持ち悪かった。
いろんな事情を知っている私から見れば、
コツナギ移植地に関わる団体の方に元から愛着がある。
(そしてなぜか私も在籍しているらしい。何もしてないけど)

今年はめんどくさいから、普通に募金するかと思い立った。
どうせなら1万円寄付しようと思った。
時間と力がない私は(お金もそんなにないけど)
したくても花の保護が出来ない。
だったら常連さんに託すのが手っ取り早いと思ったのだ。

私は封筒にいくつかの花の名前を書き(確か8つ程)、
それらの保護に使って下さいと書いた。
鳴神山通信管理人と記して。
不退転の決意でザックに封筒を忍ばせ、常連さんに会ったら渡そうと思った。
そしたら鳴神山が学校だったら、超優等生の今泉さんが来た。
今泉さんに封筒を渡し、これを活動に使ってと伝えた。

金額を言うと、何故か怒られ、
千円でいいと言われたので言われるままに千円を渡した。
私は渡しながら、
千円で何を保護できるのだろうと考えあぐねた。
8つは無理だよな、
せいぜい一つか。
だとしたらあの封筒の差出人は随分注文の多い寄付者になるな。

そんなわけで私の今年の寄付は千円に終わったのだった。





○○○
鳴神山は近年鹿の食害がひどく、どんどん花が減っていっています。
ユリ科全般、カラマツソウ、ショウマの仲間、ジャコウソウ、ラショウモンカズラ、
ヒイラギソウ、コキンレイカ、シモツケ、数え上げたらきりがありません。
カッコソウも近年は鹿に食われているようです。
鹿だけではありません。
盗掘はずっと続いています。
スミレ類、ヤマエンゴサク(大打撃)、ユキザサ、マムシ草、ラショウモンカズラ等が盗掘の対象となっています。

私は、自然の豊かさとは植生の豊かさを指していると思っています。
一つの花だけが突出している山は素晴らしいとは言えない。
一つの花しか保護していない山を素晴らしいとは言えない。

「雷神山を愛する会」はカッコソウだけではなく、その他の花の保護もしています。
募金活動に疑念を抱く方もいるでしょうし、
保護活動等に不満を抱く方もいるでしょう。
ただ、これらの活動に関わっている方は年に少なくとも50回以上は鳴神山に訪れている方ばかりです。
自分の庭のように愛着を持っている山が、
どうしたらよくなるのか純粋に考えている方ばかりです。
(皆さんが思っている以上に制約の多い中で活動を続けているのです)
いろんなお考えがあるのは重々承知ですが、
その辺も考慮して頂けたらと思います。






仙人ヶ岳情報※アカヤシオは週末からピーク予想

4月3日仙人ヶ岳のアカヤシオは咲き始めです。
ピークは週末以降と思われます。
石尊山もまだ咲き始めでした。
(ヤマレコ情報はちょっと盛っているので気をつけてください)


仙人の様子から鑑みると、鳴神山のアカヤシオ開花は今年は例年並み、
20日から25日の間と予想されます。

0403仙人アカヤシオ

この日は石尊山から仙人、ヤシオ山へと周回しようと思いましたが、アカヤシオがいまいちだったのでコースを変更して
岩切に下りました。

今日見たお花達。
ツルネコノメ、ニリンソウ、ユリワサビ、トウゴクサバノオ、ヒナスミレ、エイザンスミレ、
シハイスミレ、タチツボスミレ、カタクリ終盤、ヤマルリソウ、ジロボウエンゴサク
0403仙人ヤマルリソウ0403仙人ジロボウエンゴサク
0403仙人ヒナ0403仙人シハイ
0403仙人エイザン403仙人ニリンソウ


個人的にはヤマルリソウとジロボウエンゴサクが見られたので大満足です。
ジロボウエンゴサクは執念で探しました(^^♪
岩切下山に1時間半かけましたよ^^;
ニリンソウ、ヤマルリソウ、ジロボウエンゴサク、ヒナスミレ、エイザンスミレは咲き始めです。
今年は開花が全体的に遅いと思います。
もっとニリンソウがあると思っていましたが、5輪程しか咲いていませんでした。

ご存じの方も多いと思いますが、仙人ヶ岳もハナネコノメがとても多いです。
3月10日前後からだと思いますが、この時期はハナネコノメとマンサクが良いです。お勧めです。

山の花・最終便   (鳴神山以外)

鳴神山ではセキヤノアキチョウジが秋の最後を華麗に彩ってくれますが、
里山(低山)の花で秋の最後を飾る花はいくつかあります。

二つの某山にて出会えたお花たちを紹介します。
(菊以外。菊はあまり好きではないので、同定する気がおこりません…)


コウヤボウキ。
なぜか鳴神山では見逃しました。
ここでは今がピークで、至るところで見かけました。
1107コウヤボウキ

キッコウハグマ。
キッコウ(亀甲)は葉の形から。
私が密かに敬愛している某ブログで初めて見たお花です。
見たいなーと思っていたら、そのブログで紹介されている山以外の山で見つけることが出来ました。
紅葉目的で行きましたが、実はキッコウハグマを見つけることの方が私にとっては重要でした。
嬉しかったなぁ。
1107キッコウハグマ

センブリ。
私の大好きなお花の一つです。
執念で探しました。
このお山ではまだ早かったようです。
1107センブリ

金曜日にちょっと腰を痛めてしまい、
ザックを背負うことが出来ずに山に行けませんでした。
やっと腰が良くなってきて、最軽量で二つの山に行くことが出来ました。
ちょっと鳴神山に行けていませんがすみません。
休みの日は遠くの山に行きたいので、こちらを優先しました^^ゞ

山に咲く

花を見るには速くてもコースタイムだと思っている。
コースタイムより速いと花は目に入ってこない。
車と同じで速ければ速いほど視界は狭まるのだ。
鳴神山駒形登山道では速くて1時間半で歩く。
私を知っている人は、私をさぞ鈍足だと思うだろう。


鳴神山を歩いて約6年。
ほとんどの花を知り尽くした私が今でも鳴神山を歩いているのは
花の生存確認のためだ。
あの花は今年も咲いただろうか、その確認のために歩いているといっても過言ではない。
近年は花が減る、花が滅することばかりに目がいってしまい、どちらかというと悲しい思いをする方が多い。
それでも、花を見つければ私は嬉しい。
花は山の笑顔だ。
山の微笑みに気付かずして、山を知ったとは言えまい。
今年もおまえに会えて良かった。
咲いてくれてありがとう。生きてくれてありがとう。
おまえがそこにいてくれるだけで嬉しいんだよ。
そう語りかけながら歩く。
昆虫に向かって必死にアピールしている花にとっては、
生産活動に何の関与もしない人間が自分の存在に一喜一憂していることをさぞ不思議に思うことだろう。
でもいいのだ。
私は蜜を吸わない昆虫なのだから。


8月22日3時45分。
平ヶ岳登山口を出発する。
数台の車が準備を始めていた中、私は一番に出発した。
頭にはヘッドライト、手にはハンドライト。
満天の星空の中、暗い登山道を私は歩き出した。
11時間とも12時間ともいわれるコースタイム。
さて、何時に帰ってこれるか。
始めは緩やかだったがあっという間に急登となった。
下調べで序盤から急登だと分かっていたが、多少高をくくっていた。
その上長い。
約2時間急登は続いた。
下台倉山辺りから左手に燧ケ岳がよく見えるようになった。
0822燧ケ岳

もちろん平ヶ岳の山容は全く見えてこない。
アップダウンの続くゆるやかな道をしばらく歩く。
ミヤマママコナ、リョウブ、ホツツジ、アキノキリンソウ、ツルリンドウ、アオヤギソウ、カニコウモリなどがあったが、
もう夏の花のピークは過ぎて種類が少なかった。
ほとんど今年見たことのある花ばかりだったが、
ミヤマママコナの白花を見つけた。
これは珍しいと思う。少なくとも私は初めて見た。
0822ミヤマママコナ

出来るだけ花に寄り道せず、先を急ぐ。
白沢清水を過ぎ、しばらくすると平ヶ岳が見えてきた。
0822平ヶ岳全容
歩き出して約4時間半にして、やっと自分の目指す山容が見えてきたのだ。
平ヶ岳はその名の通りなだらかな山容だった。
私は感動で身が震えた。
来て良かったとしみじみ思った。
百名山日帰り最難関と言われる平ヶ岳登頂に不安がないはずがない。
どうしてこんな恐ろしい挑戦をするのだと不安と後悔を抱えながら歩き出したが、
山頂が見えたときそれまでの負の感情は一掃された。
神のまします座を見て、私の足取りに力がみなぎった。
0822平ヶ岳全容2
池ノ岳への急登が始まる頃、平ヶ岳の全貌が見えてきた。
美しい。
池ノ岳への急登は序盤同様に厳しかったが、私は知っている。
歩き続けれけば、ゴールは近づくことを。
私の出来ることは歩くことしかない。
ゆっくりでも確実に歩を重ねてゆく。
オヤマリンドウ、ミヤマアキノキリンソウ、イワショウブ、ミヤマコゴメグサなどが登山道脇に咲いている。
手早く写真を撮りながら歩き続ける。
歩き出して約5時間で池ノ岳に到着。
0822池
仰天するほどの楽園が待ち構えていた。
牧歌的な、まさに神が戯れているような様相だった。

姫ノ池と湿原の美しさに感動しながら平ヶ岳へ向かった。

0822平ヶ岳への道2
0822平ヶ岳への道

枯れたキンコウカが湿原を乾いた金色に染めている。
今でも十分美しいが、花のピークの頃ならさぞ美しいことだろう。


9時20分登頂。
0822山頂

周辺を少し散策した後、どっかり腰を下ろして休憩した。
仰向けに寝転び、ストレッチをする。

0822山頂からの空

空が近い。
天国が近い。

私は初めて平ヶ岳の山容が見えたときの感動、全貌が見えたときの感動、
姫ノ池を目の当たりにしたときの感動をしみじみと思い出していた。
山でしか味わえないこの感動を知ってしまったら、また来たいと思わずにいられない。

それにしても、山ではなぜ神を感じるのだろう。
無神論者の私が山では思わず「神」という言葉を使ってしまうのだ。
天国に近いからだろうか。
私にとって、神とは逝ってしまった、私を愛してくれた人達を指すのかもしれない。
それなら合点がいく。
私の山歩きの目的の一つは天国にいる人達に会いに行くことでもあるのだから。


誰もいない山頂で私は空を見上げた。
きっと、あの人達は私の生存を確認してくれるだろう。
おまえが元気に生きてくれるだけで嬉しいんだよ、
そこにいてくれるだけでいいんだよと
そう思ってくれた人達はきっと。


空を眺めながら、誰かにとって私も山に咲く花なのだと思った。
やっぱり山に来なくては。
来続けなくては。
山に咲く花に向ける温かさと優しさを湛えた眼差しと同様の、
懐かしい眼差しに再会するために。






0345  駐車場発
0920  山頂着
0945  山頂発
1410  駐車場着





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