足利の山、アカヤシオ見頃へ。

素晴らしいです。
3つ行きましたが、どこも素晴らしかったです。
去年は裏年と言われましたが、今年はまさに表年です。
花つきが素晴らしい。
草花が好きな私でさえ、アカヤシオを見て感動しました。
足利の山ではアカヤシオ、ミツバツツジ、ヤマツツジが咲いています。
これは鳴神山基準で考えると考えられない状況です。
(少なくとも私はびっくりしました)

今年は例年より10日程開花が早くなっていますので、
鳴神山も4月10~15日の間にアカヤシオが見頃を迎えるかもしれませんので、
皆様もネット等で最新情報をチェックしてください^^





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せんにんとかみさま (前編)

美とは光の賜物

アカヤシオ1

今週は休みが本日だけのわたくし。
行きたい山が二つありました。
さて、どうしよう。



じゃあ、二つ行くか♪とまずは仙人ヶ岳に行ってきました^^

ええ、私は山キチガイです。
山ガールならぬ山キチガールと言っても過言ではありません(が、もちろんガールではありません)
さて、
いつもの不眠症という特性を今日も思う存分発揮し、仙人ヶ岳登山口に6時到着^^
もちろん栄養ドリンクでドーピング。
不眠不休、不屈の精神とは私のためにある言葉ですね^^

猪子峠の方から登ります。
仙人 朝
綺麗ですねー。
早起きは三文の得という言葉がびんびん私の頭上を飛んでいます。

今回はアカヤシオと岩切登山道の山野草巡りがメインです。
アカヤシオは猪子山から宗の岳付近でかなり咲いていました。
アカヤシオ2

といっても2分咲き程度ですかね。
でもあれで2分咲きなら満開時は素晴らしいのではないでしょうか。

ここは尾根伝いにアカヤシオが延々と咲くので飽きることがなく、
見晴らしもいいので大好きな山の一つです。
(今日は気温が高かったのでほとんど霞んでいました)
早い時間に行ったので、光の加減がいまいちでアカヤシオを上手く撮ることが出来ませんでした。
アカヤシオ詣で目的ならば、10時以降花のある場所を歩くのがいいと思います。

さて、岩切登山道へ下ります。
山野草ですが、ハナネコノメは終盤でしたが、ここはハナネコノメが沢山あります。
鳴神山よりずっとあるし、雑草のようにそこら中に咲いています。
この規模でこれだけあるのなら、ピーク時は見応えがあるでしょうね。
3月上旬はかなり賑わうようですよ。
今はツルネコノメが全盛でした。ツルネコノメは圧巻の量でした。
ツルネコノメ

スミレ2種。
左/マキノスミレは尾根上で沢山見かけます。
右/エイザンスミレ。ここにはヒトツバエゾスミレもあるようです。
マキノスミレエイザン

その他、
トウゴクサバノオ、ニリンソウ(咲き始め)、ユリワサビ、セントウソウなどが咲いていました。
カタクリは咲き終わりのようでしたが、ヒトリシズカがあってびっくりしました。


岩切登山道はとても美しい登山道です。
沢有り、岩場有りの駒形登山道に良く似ていますが、途中まではずっとなだらかで歩きやすいです。
今はまだ早春の様相ですが、春真っ盛りの頃は鳴神山に匹敵する位美しいでしょうね。

岩切1

登山道の木々を見上げたら、
思いの他色とりどりでしばし見惚れてしまいました。
黄色、橙色、緑のグラデーションが綺麗で、秋並に木々が華やかだったのです。
高くて何の葉かは分かりませんし、枯れ葉なのか新芽なのかも分かりませんが、
黄色も橙色も緑色もきらきら輝いていました。
多分、こんなに美しく見えるのは春の陽射しのおかげだと思います。
光はその匙加減であっという間に対象物を美に仕上げてしまうのだなと思いました。

さて、今日のトリです。
ヤマルリソウ
ヤマルリソウです。
私のお気に入りの花の一つです。
咲いているものに出会えるとは思えなかったので感激しました^^





もはや仙人の域に。

お洒落への興味が年々薄れていっている。
もちろん、へたれれば服は買い替えるけど、
こういうファッションをしたいから〇〇が欲しいという気持ちがない。
ユニクロさえ興味がなくなっている。

いやー、昔は見てくれを整えることは、幸福だと思っていた。
だらしない恰好をしている男、無頓着な男を見ると嫌悪感が走ったし、
若いのに華やぎがない人、飾ることに関心がなさそうな人(主に若い女性)を見ると
頑張れよーとひとりごちていた。

もちろん今でも普通に洗濯するし、清潔感は大事にしているが、
それ以上がない。
ほんと、人間って変わるものだ。

歳をとったのが原因かというとそうではなさそうだ。
女性の中では歳をとればとるほど派手になる人(神田うのとか)も一定の割合でいるし、
(どちらかというと毎日舞台衣装、舞台メイクのような感じ)
美魔女とかいう新しいカテゴリーが生まれるほど、中年になっても頑張る人がいる。

それに比べて私はどんどん無頓着になっていく。
年をとったらこそ、着飾るべきだという考えもあるが、
(これは私も理屈がわかる。なくなった若さをあらゆるもので補うということだろう)
日に日にデパートの類から足が遠ざかり、
買い物もめんどくさく、ネット通販がせいぜいといったところか。
(しかもそのネット通販でさえ失敗が多いのであまり好きではなくなっている)

一番の原因はやはり山だ。
山が好きになれば好きになるほど、下界の価値観がどうでもよくなってしまったのだ。
(だからといって、山の服に惜しみなく金をかけているわけではない。
5000円で買えるものを20000円で買うようなことはしないし、
20000円あったら交通費や山小屋代に使いたいと考えるタイプだ)

なんというか、
生きることが実感できる山歩き以上の楽しみが、極上の味わいが、下界にはないのだ。
私はもはや仙人の域に足を踏み入れているのかもしれない。




しかしまあ…











なんて私は幸せなんだろう(≡^∇^≡)




山を歩けば笑顔にあたる。

今年の冬の寒さは凄まじいですね。
自分の車の温度計で人生最低のマイナス8度を見ました。
室外に置かれた洗濯機は何回凍結したことやら。
2度の積雪で標高500m以上の山域では雪が溶けず、
なかなか山へ足を運ぶことが出来ません。

鳴神山など、1月最初の積雪から3月中旬まで雪が残るのが常なので、
全く行く気にもなれません^^;

冬場は訓練に最適なアップダウンの多い低山に出かけるのが恒例なのですが、
この山でさえ2月6日時点、登山口さえ雪で覆われていてすぐさま引き返した次第です。

そんな中、別の低山に出かけてきました。
そこはリハビリ目的であったり、雪が多いときに出かける山です。

そこで何度かお目にかかった人に出会いました。
その人は満面の笑みで歩いてきます。

思わず、
「楽しそうですね」と声をかけました。

「そりゃあそうだ、山にいるだけで嬉しいんだから」
その答えがずんと私の心に響きました。

それからその人としばし山談義を楽しみました。
その人には大好きな山があって、今年もそこにチャレンジするとのことでした。
通常1泊2日で周回する某コースをその人は日帰りでチャレンジするそうです。
そのコースは既に2回歩いたといいます。
そこには自分の大好きなハクサンチドリの大群生があり、
そのコースにチャレンジするため、こうやって毎日訓練しているそうです。

私はその人の純粋に山を愛する気持ちに心打たれました。
久しぶりに、純粋な思いに触れた気がしました。

かくいう私も、冬の間は夏にチャレンジしたい山を想定して訓練歩きに勤しんでいます。
空いている時間は出来るだけ山に出かけています。
というより、山を歩くために時間を作っているようなものです。
それでも、惰性で歩いていることが多く、自分が何のために歩いているのかちょっと忘れかけていました。
(私の好きな低山ではほとんど人に会わないのです)

そんな中、久しぶりに純粋に山を好きな人と話が出来て、
自分が今何のために歩いているのかをやっと思い出したのです。

私はあの山とあの山を歩くために、あのお花畑に赴くために、寒い中歩いているのだった。
私の顔は自然とにやけてきました。

どんな山でも山を歩くって嬉しいものだな。
今日は久しぶりにこんなことを感じた1日でした。


花の呪力

_________私は花に生かされている_________
サイハイラン3


台風一過の7月5日、尾瀬に向かった。
今回の目的は燧ケ岳登頂である。
天気予報はあまり良くなかったが、台風が去って晴れるかもしれないと踏む。
しかし道中は終始雨に降られっぱなし、不安は募る一方だった。
何度か車を停めてネットで雨雲レーダーを確認する。
7時には尾瀬から雨雲が去りそうだという予報を見直して、一か八かで大清水へ向かう。

4時過ぎに大清水に到着。
空がうっすらと明るくなり、
2組のグループが出発の準備をしていた。
背中を押された気がした。
6時台までは雨に降られるかもしれないが、燧ケ岳登山口に着くまでには雨が上がるだろう。

4時半頃、駐車場を発つ。
30分程歩くとぽつぽつと雨が音を立て始め、カメラをしまい合羽を羽織る。
タニウツギやヤグルマソウに遭遇。
バスに追い抜かれるが、バスに乗っていたらこれらの花に会えなかっただろうと、
私はご機嫌だった。

一ノ瀬に到着する頃から雨足が強くなった。
ここから三平峠はちょっとした登り坂が続くが、ここでかなり強く雨に打たれる。
これも想定内だ。そのうち雨も上がるだろう。

6時半過ぎに三平峠に到着。
雨はどんどん強くなるばかりだった。
閉まっている売店の下で雨宿りをしていると、山小屋の方が近寄ってきて、
山小屋の玄関にどうぞと声をかけてくれた。
好意に甘えて私は玄関でしばらくの間雨宿りをした。

雨は少し勢いを落とし、時折青空も見えてきたので、山小屋を発った。
尾瀬沼沿いに出ると、リュウキンカ、コバイケイソウ、水芭蕉、ハクサンチドリなど湿原の花、高山の花が出現してきた。
俄然テンションが上がる。
そのうえ、二重の虹までが見えてきた。
これは幸先がいい。今日はきっといい日になるはずだ。
二重虹


長蔵小屋を経て、大江湿原の分岐に出る。
ミツガシワやリュウキンカ、ハクサンチドリ、タテヤマリンドウ、イワカガミ、ヒメシャクナゲが美しい。
写真を一通り撮り終えて、長英新道入口へと向かう。
一旦止んだと思われた雨が再び降り出し、雨足も強くなってきた。

7時半過ぎに長英新道入口着。
雨は一向に降りやまない。
先程まで見えた青空はどこかに消えてしまい、灰色の雲が尾瀬沼を覆っていた。
もちろん、燧ケ岳の姿も見えない。

逡巡した末、今回は燧ケ岳登頂を断念した。
2時間以上雨に降られて、私の気合いは削がれてしまったようだ。
ならば、沼尻から尾瀬ヶ原に向かってみるかと思うのだが、雨足は一向に弱まらず、
元来た道を戻った。

大江湿原の方へ引き返すと、青空が広がり始めた。
天気はどんどん回復し、燧ケ岳の全貌さえ拝むことが出来た。
私は両手を腰に当て、途方に暮れた。
もう少し、度胸があれば。
もう少し、予報を信じる力があれば。
これから登頂するには時間が遅すぎた。
燧ケ岳の姿を横目で見やりながらとぼとぼと下山し始めた。

燧ケ岳

意外かもしれないが、私は花に触れることと同じくらいに山を歩くことも好きだ。
今日も沢山の花に触れることが出来たが、一番の目的であった燧ケ岳登頂は果たせずに終わった。
終日雨なら諦めもつくが、登頂を断念した後に頭上に広がった青空と目撃してしまった燧ケ岳の姿。
後悔やらなにやらで、私の体は鉛のように重かった。

一ノ瀬に戻る。
行きで撮れなかった花の写真を撮ろうと思い、歩いて帰ることにした。
暗い早朝では気づかなかったが、思いの外花がある。
写真を撮りながらふらふらと歩いていると、ふと緋色の花が目に飛び込んできた。
サイハイラン

釣り竿のような茎に、緋色のほうき星のような花がいくつか風にゆられているかのようについている。
それは七夕の短冊のようにも見えた。
その不思議な形状に見入っているうちに、その花の素性に行きあたった。
サイハイランだ。
どうして、この時期に、この場所で邂逅できたのか。

サイハイランは6月初旬に桐生で花仙人と見たことがあった。
しかし、それはもう花期が終わり、枯れてしまった姿だった。
あのとき、どうして1週間前に見に行かなかったのか、私は激しく後悔した。
花との邂逅は一期一会の場合が多く、
花の一番美しいときに居合わせるのはなかなか困難なのだ。
だからこそ、好機を逸してはいけないのに。

サイハイラン2

その見逃してしまったサイハイランが目の前にある。
会いたくてやまなかった、幻の花だ。
涙がこぼれた。
生きていて良かった。
そう思った。

時折、思い入れの深い花に巡り合うことがある。
どうしても見たい花、今年も見たい花、きっかけは様々だがそう思える花がある。
そんな花に巡り合ったとき、私の中で時は止まってしまう。
花以外のものは何も目に入ってこない。
山行中なので長居をすることはないが、その短い時間が私には永遠のように感じられるのだ。
私はいつも花に試されているような気がする。
己に辿り着けることが出来るのか、お前の想いは如何ほどなのかと。
そして、己に再会できるほどの力があるのかと。

それは、物言わぬ花の放つ言葉、のようであった。
それらの問いかけは徐々に命令口調、まじないへと変わっていく。
お前は己に辿り着け。
想いを深く持て。
来年も再来年も再会できるだけの力を持て。
そのために生き続けよ。

私が山を好きなのは、また来たい、もっと生きたいと強烈に思えるからだ。
山に咲く花々に、生きろ生きろと何度もまじないをかけられたいからだ。

もっと山を歩き続けたい。
もっと花に巡り合いたい。
私に甘美なまじないをかけてくれる花に会いたい。
生きることの喜びで輝きを放つ花に会うために、私は山を歩き続けるだろう。




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ようこそ鳴神山へ!
主に季節の見どころ(花メイン)を綴っています。
なにぶん素人ゆえ、花の同定には間違いが多いですがご了承下さい。
基本的には開花情報発信がコンセプトですが、
いくつかの花については事後報告とさせていただきます。

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