FC2ブログ

山の花・最終便   (鳴神山以外)

鳴神山ではセキヤノアキチョウジが秋の最後を華麗に彩ってくれますが、
里山(低山)の花で秋の最後を飾る花はいくつかあります。

二つの某山にて出会えたお花たちを紹介します。
(菊以外。菊はあまり好きではないので、同定する気がおこりません…)


コウヤボウキ。
なぜか鳴神山では見逃しました。
ここでは今がピークで、至るところで見かけました。
1107コウヤボウキ

キッコウハグマ。
キッコウ(亀甲)は葉の形から。
私が密かに敬愛している某ブログで初めて見たお花です。
見たいなーと思っていたら、そのブログで紹介されている山以外の山で見つけることが出来ました。
紅葉目的で行きましたが、実はキッコウハグマを見つけることの方が私にとっては重要でした。
嬉しかったなぁ。
1107キッコウハグマ

センブリ。
私の大好きなお花の一つです。
執念で探しました。
このお山ではまだ早かったようです。
1107センブリ

金曜日にちょっと腰を痛めてしまい、
ザックを背負うことが出来ずに山に行けませんでした。
やっと腰が良くなってきて、最軽量で二つの山に行くことが出来ました。
ちょっと鳴神山に行けていませんがすみません。
休みの日は遠くの山に行きたいので、こちらを優先しました^^ゞ

スポンサーサイト

山に咲く

花を見るには速くてもコースタイムだと思っている。
コースタイムより速いと花は目に入ってこない。
車と同じで速ければ速いほど視界は狭まるのだ。
鳴神山駒形登山道では速くて1時間半で歩く。
私を知っている人は、私をさぞ鈍足だと思うだろう。


鳴神山を歩いて約6年。
ほとんどの花を知り尽くした私が今でも鳴神山を歩いているのは
花の生存確認のためだ。
あの花は今年も咲いただろうか、その確認のために歩いているといっても過言ではない。
近年は花が減る、花が滅することばかりに目がいってしまい、どちらかというと悲しい思いをする方が多い。
それでも、花を見つければ私は嬉しい。
花は山の笑顔だ。
山の微笑みに気付かずして、山を知ったとは言えまい。
今年もおまえに会えて良かった。
咲いてくれてありがとう。生きてくれてありがとう。
おまえがそこにいてくれるだけで嬉しいんだよ。
そう語りかけながら歩く。
昆虫に向かって必死にアピールしている花にとっては、
生産活動に何の関与もしない人間が自分の存在に一喜一憂していることをさぞ不思議に思うことだろう。
でもいいのだ。
私は蜜を吸わない昆虫なのだから。


8月22日3時45分。
平ヶ岳登山口を出発する。
数台の車が準備を始めていた中、私は一番に出発した。
頭にはヘッドライト、手にはハンドライト。
満天の星空の中、暗い登山道を私は歩き出した。
11時間とも12時間ともいわれるコースタイム。
さて、何時に帰ってこれるか。
始めは緩やかだったがあっという間に急登となった。
下調べで序盤から急登だと分かっていたが、多少高をくくっていた。
その上長い。
約2時間急登は続いた。
下台倉山辺りから左手に燧ケ岳がよく見えるようになった。
0822燧ケ岳

もちろん平ヶ岳の山容は全く見えてこない。
アップダウンの続くゆるやかな道をしばらく歩く。
ミヤマママコナ、リョウブ、ホツツジ、アキノキリンソウ、ツルリンドウ、アオヤギソウ、カニコウモリなどがあったが、
もう夏の花のピークは過ぎて種類が少なかった。
ほとんど今年見たことのある花ばかりだったが、
ミヤマママコナの白花を見つけた。
これは珍しいと思う。少なくとも私は初めて見た。
0822ミヤマママコナ

出来るだけ花に寄り道せず、先を急ぐ。
白沢清水を過ぎ、しばらくすると平ヶ岳が見えてきた。
0822平ヶ岳全容
歩き出して約4時間半にして、やっと自分の目指す山容が見えてきたのだ。
平ヶ岳はその名の通りなだらかな山容だった。
私は感動で身が震えた。
来て良かったとしみじみ思った。
百名山日帰り最難関と言われる平ヶ岳登頂に不安がないはずがない。
どうしてこんな恐ろしい挑戦をするのだと不安と後悔を抱えながら歩き出したが、
山頂が見えたときそれまでの負の感情は一掃された。
神のまします座を見て、私の足取りに力がみなぎった。
0822平ヶ岳全容2
池ノ岳への急登が始まる頃、平ヶ岳の全貌が見えてきた。
美しい。
池ノ岳への急登は序盤同様に厳しかったが、私は知っている。
歩き続けれけば、ゴールは近づくことを。
私の出来ることは歩くことしかない。
ゆっくりでも確実に歩を重ねてゆく。
オヤマリンドウ、ミヤマアキノキリンソウ、イワショウブ、ミヤマコゴメグサなどが登山道脇に咲いている。
手早く写真を撮りながら歩き続ける。
歩き出して約5時間で池ノ岳に到着。
0822池
仰天するほどの楽園が待ち構えていた。
牧歌的な、まさに神が戯れているような様相だった。

姫ノ池と湿原の美しさに感動しながら平ヶ岳へ向かった。

0822平ヶ岳への道2
0822平ヶ岳への道

枯れたキンコウカが湿原を乾いた金色に染めている。
今でも十分美しいが、花のピークの頃ならさぞ美しいことだろう。


9時20分登頂。
0822山頂

周辺を少し散策した後、どっかり腰を下ろして休憩した。
仰向けに寝転び、ストレッチをする。

0822山頂からの空

空が近い。
天国が近い。

私は初めて平ヶ岳の山容が見えたときの感動、全貌が見えたときの感動、
姫ノ池を目の当たりにしたときの感動をしみじみと思い出していた。
山でしか味わえないこの感動を知ってしまったら、また来たいと思わずにいられない。

それにしても、山ではなぜ神を感じるのだろう。
無神論者の私が山では思わず「神」という言葉を使ってしまうのだ。
天国に近いからだろうか。
私にとって、神とは逝ってしまった、私を愛してくれた人達を指すのかもしれない。
それなら合点がいく。
私の山歩きの目的の一つは天国にいる人達に会いに行くことでもあるのだから。


誰もいない山頂で私は空を見上げた。
きっと、あの人達は私の生存を確認してくれるだろう。
おまえが元気に生きてくれるだけで嬉しいんだよ、
そこにいてくれるだけでいいんだよと
そう思ってくれた人達はきっと。


空を眺めながら、誰かにとって私も山に咲く花なのだと思った。
やっぱり山に来なくては。
来続けなくては。
山に咲く花に向ける温かさと優しさを湛えた眼差しと同様の、
懐かしい眼差しに再会するために。






0345  駐車場発
0920  山頂着
0945  山頂発
1410  駐車場着





榛名山~百花繚乱

ある方に教えていただいて、榛名山に行ってきました。
榛名山、凄いです。
なんで今まで興味さえ持たなかったか、悔やまれます。

榛名山で出会ったお花をご紹介します。
(よく見る花、セリ科、菊は省略。力尽きてこれ以上編集できませんーー;)

フシグロセンノウ。大好きなお花です。
車道で見つけたら、車を停めて写真を撮ります。
0810フジグロセンノウ
レンゲショウマはかなり咲いていました。3分咲き位かな。
0810レンゲショウマ
イワタバコ。
台風で激減した鳴神山より多いかな。
0810イワタバコ
クサレダマ。お初です。教えていただきありがとうございます。
0810クサレダマ

ママコナ/マツムシソウ。
0810ママコナ0810マツムシソウ
コオニユリ/ツリガネニンジン
0810コオニユリ0810ツリガネニンジン
チダケサシ。美しい/ワレモコウ
0810チダケサシ0810ワレモコウ
名高いユウスゲはお初です。/ヒメヤブランはこちら側を向いているものが少なかったです。
0810ユウスゲ0810ヒメヤブラン
超絶可愛いタカトウダイ。惚れました。
0810タカトウダイ0810タカトウダイアップ
コウゾリナ/クルマバナ
0810コウゾリナ0810クルマバナ

エゾカワラナデシコ。ナデシコは山で会うと感動する花の一つです。美しい。
オトギリソウ。
0810カワラナデシコ0810オトギリソウ
オカトラノオはほぼ終盤でしたが見頃もいくつかありました。
キキョウが沢山!
0810オカトラノオ0810キキョウ
ノギランはどこで見ても美しい。/オオバギボシ
0810ノギラン0810オオバギボシ
ウツボグサはほぼ終盤でした。
ヒメシロネは久しぶりです。
0810ウツボグサ0810ヒメシロネ
シシウド/カワラマツバ
0810シシウド0810カワラマツバ
ハンゴンソウとキオン。
0810ハンゴンソウ0810キオン
ヤマホタルブクロとトモエソウ。
トモエソウは久しぶりです。
0810ヤマホタルブクロ0810トモエソウ
オトコエシとオミナエシ。
オミナエシは初めてかもしれません。
ハクサンオミナエシは沢山見ているのですが。
0810オトコエシ0810オミナエシ
カセンソウとコウリンカ。
カセンソウはお初、コウリンカは久しぶりだと思います。
0810カセンソウ0810コウリンカ
タマガワホトトギスはイワタバコの近くで。鳴神山と雰囲気が似た場所です^^
エゾミソハギも超絶美しかったです。
0810タマガワホトトギス0810エゾミゾハギ
ソバナも鳴神山と似た雰囲気のところで^^
ケナツノタムラソウは終盤なんでしょうかね。
0810ソバナ0810ケナツノタムラソウ
コバノギボシとシュロソウ。
どちらも数は多くなかったです。コバノギボシは咲き始めでしょうか。
0810コバノギボシ0810シュロソウ



比較的少なかったお花たち。
ネジバナとヌスビトハギ。
ネジバナは見つけると嬉しくなります。
0810ネジバナ0810ヌスビトハギ
ミズタマソウとオオヒナノウスツボ。
これを見て、鳴神山でミズタマソウだと思っていた花はタニタデだと思いました。
(早速修正しました)
ミズタマソウ、タニタデの類を他の山で見たのはお初でした。
オオヒナノウスツボは見つけると楽しくなります。
なんというか、ぶさかわいいと言うんでしょうかね。(失礼)
0810ミズタマソウ0810オオヒナノウスツボ
シロバナサクラタデかな?
アキノウナギツカミは咲き始め。
0810シロバナサクラタデ0810アキノウナギツカミ
ホソバノヨツバムグラだと思います。とっても小さいお花です。2,3ミリです。これ以上ピントが合いませんでした。
イワアカバナ。とっても可愛い。
0810ホソバノヨツバムグラ0810イワアカバナ

稀少だと思われるお花です。
コケオトギリかもしれません。花は1センチにも満たない。コナスビより小さいです。
ヒメナミキかもしれません。
タツナミソウみたいな白い花が二つ並んでいます。
0810コケオトギリ0810ヒメナミキ


今回も素晴らしい花旅でした。
Nさんありがとうございました。

尚、この後鳴神山に行ったのですが、バテて30分で帰ってきました^^;
花狂い末期患者故の症状ですな。

気が向いたら北陸、東北、北アルプスその他の山の花の紹介を期間限定でするかもしれません。

尾瀬沼便り~狂喜蘭舞

6月19日の見頃の花はワタスゲ、タテヤマリンドウ、オオタチツボスミレ、エゾムラサキでした。
0619ワタスゲ
0619タテヤマリンドウ
0619オオタチツボスミレ
エゾムラサキは初対面でした。
尾瀬沼周辺にて。
超可愛いです
0619エゾムラサキ2
0619エゾムラサキ1

まだ見頃ではありませんが、今年はコバイケイソウの当たり年です。
0619燧とコバイケイソウ
0619コバイケイソウ
見頃の株もありましたが、ピークは1週間後でしょうか。
長蔵小屋近辺の群落が素晴らしかったです。

その他、
場所によって見頃だったお花達。
マイヅルソウ。
0619マイヅルソウ
ゴゼンタチバナ。
0619ゴゼンタチバナ
緑色のゴゼンタチバナ。ミドリゴゼンタチバナというそうです。
0619緑ゴゼンタチバナ
ベニバナイチヤクソウは尾瀬で初めて見ました。
毛木平で沢山見たけど、やはり嬉しいですね。
沼の南岸にて。
0619ベニバナイチヤクソウ

その他目立ったお花達。
ラショウモンカズラがあってびっくり。
ちょっと終盤でしたが、20株位ありました。
終盤だからか雨の影響だからか見映えのいいものは少なかったです。
ヤマオダマキは登山口にて。お手植えかな?
0619ラショウモンカズラ0619ヤマオダマキ
シラネアオイがまだあってびっくり。
長蔵小屋付近にて。
これもお手植えかな。
サンカヨウもまだ2株ありました!
三平峠から尾瀬沼への道にて。
0619シラネアオイ0619サンカヨウ
シナノキンバイは大江湿原の一角にて。
オオバミゾホオズキは咲き始めです。尾瀬沼周辺にて。
尚、大清水から一ノ瀬の間にはミゾホオズキ、オオバミゾホオズキがありました。
0619シナノキンバイ0619オオバミゾオズキ
キヌガサソウは尾瀬沼北岸にて。
今年は雪解けが早かったので、なんともう終盤だそうです。
燧ケ岳登山道以外ではここだけが見頃だそうです。
ツボスミレの紫版、ムラサキコマノツメというそうです。
これも初めて見ました。
0619キヌガサソウ0619ムラサキコマノツメ

水曜の天気予報が悪かった為、火曜に出かけてきました。
近場でどこにしようか、いくつかの候補から尾瀬沼にします。
某ブログで得た情報で決めました。

大清水からの往復ですが、車が少ない!
7時時点で20台あったかどうか。
火曜日は睡眠不足が溜まっていて調子がいまいちなので、尾瀬沼周辺までとしました。

尚、この時期にしたのは今年は花が2週間早いからです。
となると7月上旬に見られる花が見られるかなという期待を持って出かけました。
大清水から歩きましたが、思いの外花が少なかったです。
ヤグルマソウも全然咲いていませんし、タニウツギは咲き始めでした。

この日のお目当てはいくつかの蘭です。
なかなか見つけられませんでしたが、序盤でノビネチドリも見つかりました。
序盤のお目当てはこちらです。
コケイランです。
別名ササエビネ。なるほど。
去年見つけたところで見つからなくてがっかりしていましたが、
どうにか見つかりました^^岩の下。
0619コケイラン
そしてショウキランの蕾にも遭遇^^
これは行き合った人に教えてもらいました。
0619ショウキラン


沼周辺ではハクサンチドリとノビネチドリが見頃です。
ハクサンチドリは湿原ではまだ咲き始めでしたが、尾瀬沼ビジターセンター付近では良い状態のものが見つかりました。
今回はビジターセンターや売店の方に訊いて良い状態のお花を見られました。
まずビジターセンターにて、エゾムラサキはどこにあるかと尋ねるとそこまで案内してもらいました。
お初の花だったので凄く嬉しかったです。
その後花のイメージが分かったので、沼周辺でも見つけることが出来ました。
そしてハクサンチドリとノビネチドリについても、両方が咲いていて、近くで見られるところを教えてもらいます。
ハクサンチドリは湿原ではまだ咲き始め、
ノビネチドリは沼周辺や大江湿原では見つからなかったので凄く嬉しかったです。
ノビネチドリとハクサンチドリ。
並べると違いは歴然としていますね。
0619ノビネチドリ0619ハクサンチドリ

皆さんも臆することなく、是非ビジターセンターの方に尋ねてみて下さい。
想像以上に親切です。
さて、その後売店で買い物をし、キヌガサソウのことを尋ねました。
昨日のお客さん情報でキヌガサソウは沼北岸に咲いているというので、
そこまで行ってみることにします。
しかしキヌガサソウも終盤だそうです。
今年は早いですね。

ビジターセンターの方に訊いて、沼1周より大江湿原の方に行った方が良いと知り、
この後湿原の方へ向かい、キヌガサソウのところまで行って引き返すことにしました。

尾瀬沼周辺は人が少なく、私にはとっても良かったのですが、
この時期なのに水芭蕉目当ての人が多くて驚きました。
何人かに花の見どころを教えると誰もが怪訝そうな顔をします^^;
何故だろう。
せっかく尾瀬に来ていくつかの見頃の花を見ずに帰るのはもったいないというのが私の信条です。
この日は漫然と歩いていると目に入るのは
ワタスゲ、タテヤマリンドウ、コバイケイソウ程度です。
コバイケイソウだって群落を知らなければぽつぽつとある程度です。
サンカヨウ、オオバミゾホオズキは分かる人にしか分からず、
ノビネチドリ、ハクサンチドリは見頃の場所を知らなければあれほど感動できません。
エゾムラサキも咲いている場所を知らない人には見つからないと思います。
あの程度で満足できる方が私には理解出来ません。

でもこの日の最大の目的はサイハイランでした。
大清水から歩いたのもサイハイランが見たいからです。
しかし見つからない…
帰りもサイハイランを見つけるために歩くことにしました。

尚、睡眠不足の私は途中で具合が悪くなってしまいました^^;
花を探す気力もありません。
三平峠でしばらく休んでから下ります。
せっかく売店の方に三平峠にあるキヌガサソウの場所も教えてもらったのに、
このときは気力がなくなり記憶も曖昧になってしまって見つかりませんでしたーー;
(今年は花期が早いので咲いていたか分かりませんが)

一ノ瀬に下りる頃には少し元気が復活したのでバスを利用せず歩いて帰ります。
行きでも気づいていましたが、かなり鹿に食べられた跡があります…
ずーっとずーっと探していたのですが見つかりません。
しかしとうとう見つけた!!!
なんと、今年はネットが新設されていて、その中にあったのです。
これでは分かりませんよね。
私の予測通りに既に見頃でした。
0619サイハイラン2
0619サイハイランアップ

最後の最後で大喜びです。

この日は7月の花は思ったより少なったのですが、
ビジターセンターやスタッフの方に話を訊いて状態の良いお花を見ることが出来て大満足でした。
尾瀬は広いので見頃の場所を知らないで漫然と歩いているとつまらないと思います。
私の記事を見て、沢山花があると思いましたでしょうか?
これだけ見頃の花を探すのも、私位花に貪欲でないと見つからないと思います。我ながら。
個人的にはベニバナイチヤクソウの発見も凄く嬉しかったです。
こんな感じで今回も大満足の花巡りとなりました。

その他のお花達。
ツマトリソウ、コミヤマカタバミ、イワナシ、ミツバオウレン、コイワカガミ(終盤)、ヤマハタザオ、ノウゴウイチゴ、
クルマムグラ、クルマバソウ、ヨツバムグラ、ツクバネソウ、ヒロハユキザサ、ナツトウダイ、サンリンソウ、
ケナツノタムラソウ、ミゾホオズキ、ツボスミレ、キジムシロ、ズダヤクシュ、リュウキンカ(終盤)
タケシマラン、クモキリソウの蕾、ムラサキヤシオ、タニウツギ、オオカメノキ、レンゲツツジ
(木の花はほとんど探しませんでした)










毛木平、桜平~高い山も低い山も

0613看板

花に会いに、毛木平、桜平から八ヶ岳に行ってきました。
上記の看板は八ヶ岳のオーレン小屋のものです。
ちょっと笑ってしまいました。

13日水曜日、どこの山に行こうか。
オサバグサを見に帝釈山かなーと考えていたら八ヶ岳でもオサバグサが見られることを知ります。
その上、ツクモグサも見られるということで八ヶ岳に決定。
登山口はどこにするか。
いろいろ考えて桜平を選びました。
無料であることと、オーレン小屋の花情報が豊富であることが決め手です。
とここまで決めた後、他の登山口からはベニバナイチヤクソウの群生が見られるという情報を得ます。
ベニバナイチヤクソウは好きな花です。
どうしよう…
としばし考えますが、甲武信ヶ岳の登山口毛木平付近にベニバナイチヤクソウの群生地があることを思い出しました。
尚、甲武信ヶ岳は去年5月に行ってますが、このときはベニバナイチヤクソウの群生のことは知らず、
帰宅して知ったのでした。(このとき咲いていたかは分かりませんが)

ということで毛木平に寄り桜平に向かうことにしました。
もちろん下道、車中泊です。

12日。
久しぶりの遠征に緊張気味の私は9時頃出発します。
恐ろしかったのは何度も土砂降りにあったことです。
そのたびに車を停めて明日の天気予報を確認しました。
13時過ぎに毛木平に到着。

期待以上の群生です。
0612ベニバナイチヤクソウ2
0612ベニバナイチヤクソウ1


大喜びで写真を撮っていると静岡ナンバーの車が一台やってきました。
この方もベニバナイチヤクソウ目当てです。
毎年訪れるそうですが、今年はいまいちだそうです。
ちょっとがっかりしますが、私はやっぱりルンルン気分でした。
(今年は早咲きの花が多いので、常連の方から見れば旬が過ぎていたのかもしれません)

さて、桜平に向かいます。
序盤にスーパーがありましたが、その後全くコンビニすらない道です。
ここでも土砂降りの雨に遭い、泣きたくなりますが車を走らせます。
すると車道脇に花を発見しました。
0612キバナノヤマオダマキ


キバナノヤマオダマキです。
大喜びで写真を撮ります。
これ以外には運転しながら気付く花はなかったと思います。

さて桜平へ。
余裕と思っていたら想像以上のダートです。
轍はしっかりしていますが揺れが凄いです。
いつものように精神的に追い込まれますーー;
(山道より車道の方がずっと怖いです)

どうにか駐車場に着いた頃はひどい吐き気に襲われました。
駐車場はトイレのある(中)に停めました。
トイレは電気は通っていないものの、ペーパー完備で清潔です。
小屋泊まりと思われる2台の駐車があります。
食欲はあまりないけれど、どうにか夕飯を食べ(残らせて腐らせる訳にはいかないので)
6時頃には寝ます。

13日。
2時半起床。
気温は7度。満天の星空。
体調はちょっといまいちですが、ここまで来たら行かないわけにはいきません。
私以外に1台の車がありました。
4時半出発です。

駐車場で既に1800m以上の標高がありますので、
駐車場付近からツマトリソウ、シロバナヘビイチゴなどが登山道わきに咲いていました。

ヒュッテ夏沢までにあったお花達。

イワセントウソウは沢山。
ウスバスミレだと思います。
ツボスミレだと思ってあまり写真を撮らなかったのが悔やまれます。
0613イワセントウソウ0613ウスバスミレ
コミヤマカタバミは沢山。下山時には沢山花が開いていました。
キバナハタザオだと思います。
0613コミヤマカタバミ0613キバナハタザオ
ヤマハタザオです。分かりにくいですが葉っぱがギザギザです。
ミヤマスミレは沢山。
0613ヤマハタザオ0613ミヤマスミレ
「白の御三家」と私が呼んでいるツマトリソウ、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナにも会えました。
どれもまだ咲き始めで数株しか見当たりませんでした。
ヒメイチゲもありました。
0613マイヅルソウ0613ツマトリソウ
0613ゴゼンタチバナ0613ヒメイチゲ
ミヤマキンポウゲかキンバイソウだと思います。
ミヤマカラマツも数株咲いていました。
0613キンバイソウ0613ミヤマカラマツ

そしてタケシマランです。
私はタケシマランが大好きで、タケシマランハンターと言っても過言ではありません。
今年は平標でも見つけることが出来ました。
どうやって見つけるかと言うと…
チゴユリっぽい葉っぱがあったら…
0613タケシマラン葉
裏返します。
0613タケシマラン
いつもこんなことしてます^^;

さて、中盤までの主役はなんといってもオサバグサです。
0613オサバグサ

0613オサバグサ2
オサバグサは100株はあったと思います。
標高が高いところには沢山蕾がありました。
初めて見つけたときは大喜びでしたが沢山あるのでだんだん慣れてきました^^;

そしてキバナノコマノツメも圧巻です。
0613キバナノコマノツメ
雑草レベルです。
谷川等では苦労しないと見られない花ですが序盤から沢山咲いています。
恐るべし、八ヶ岳です。

ヒュッテ夏沢に到着。
ここでは素晴らしい雲海を見ることができました。
0613ヒュッテ夏沢 雲海
0613ヒュッテ夏沢

ここからは高山っぽい花が沢山出てきます。
圧巻のミツバオウレン。
小屋付近が見事でした。
0613ミツバオウレン
コイワカガミも小屋付近のが良かったです。
0613コイワカガミ
そして岩稜地帯に入ると、
圧巻のイワウメです。
0613イワウメ
ここで涙腺崩壊です。
こんなに凄いイワウメは見たことがありません。
(この後飽きるほど見ます)

岩に咲く小さなお花達。
ミネズオウ/ツガザクラ
0613ミネズオウ0613ツガザクラ
コメバツガザクラ/ウラシマツツジ
ウラシマツツジは初めて見ました。
0613コメバツガザクラ0613ウラシマツツジ

硫黄岳到着。
横岳方面へ向かいます。

赤岳方面の素晴らしい展望。
0613赤岳方面
キバナシャクナゲと硫黄岳。
0613キバナシャクナゲと硫黄岳

ハクサンイチゲはちらほら。
コマクサの蕾をかろうじて見つけました。
0613ハクサンイチゲ0613コマクサ
ミヤマキンバイ、ミヤマタネツケバナは点在。
0613ミヤマキンバイ0613ミヤマタネツケバナ

オヤマノエンドウは圧巻でした。
0613オヤマノエンドウ
しかし私はチシマアマナの方が大喜びでした。
なぜアマナがここに?
調べて納得感動です。
0613チシマアマナ

ここからは稀少種です。八ヶ岳他数か所でしか見られないお花達です。
チョウノスケソウ。
0613チョウノスケソウ
チョウノスケソウには面白い思い出があります。
2年前の7月下旬に八ヶ岳に来たとき、花に詳しい方と行き合いました。
その人は本を見ながらこの花は〇〇でと熱心に私に教えてくれます。
その方は「チョウノスケソウも咲くんだが、時期的にないよね」と言いました。
「あそこにある白い花は何ですか?」と尋ねると
「あ、チョウノスケソウだ…」と絶句していました。
チョウノスケソウというと、このことを思い出します^^



ツクモグサ。
全然見つけられませんでした><
やっと4株。
0613ツクモグサ
行き合う人に訊いてもあいまいな答えしか返ってこないので、分かりません。
もっと、犬も歩けば棒に当たるくらいあると思っていたので迂闊でした。
特に見たことのない花は勘が働きませんし、体調いまいちの私には気力がもうありませんでした。
花が一番多いと言われる三叉峰まで行きましたが、たどり着いたのがやっという感じでした。
(ここで2株会いましたが)
その先に保護地区があったらしいのですが、体力的に無理で行けませんでした。


そしてウルップソウです。
0613ウルップソウ

保護地区のものは咲き始めでしたが、網もあるし遠くて写真が撮りにくいのですが
これは登山道脇に咲いていて状態も良いものでした。
ウルップソウまで見られるなんて。
感無量です。

私はこの日20人位にチョウノスケソウ、ウルップソウ、ツクモグサのことを教えました。
私にしてはとても珍しいことです^^;
だけど、せっかく八ヶ岳に来て、これらの花を見ないで帰るということは私にとってはあり得ないことなのです。
それに、私も教えてくれる人がいたらすごく嬉しいですし。
思いの外知らない人が多くて驚きましたが、小屋で買った本を見せながら教えました。








しかししかし、
こんなに素晴らしいお花たちに出会えたのですが、
中盤までに私は最高のお宝に出会ってしまったのです。
ここで帰ってもいいやというお宝です。


イチヨウランです。
0613イチヨウラン
一葉蘭と書きます。
名前の由来は1枚の葉でしょう。
0613イチヨウラン横

小屋でスタッフにその話をしたとき、
スタッフの目の色が変わりました。
盗まれ過ぎて絶滅寸前だということです。
場所は言わないでほしいということなのでここでも伏せておきます。
「お客さんは山歩きの醍醐味を知っていますね」と言われましたが、
「下しか見て歩いていないんですよ」とは答えませんでした。
はははと笑ってごまかしました^^;

高い山でも低い山でも、悩みは同じなんだなと思いました。


という感じで、
今回も素晴らしい花巡りの旅となりました。


0430 駐車場発
1345 駐車場着

(今回は花目当てなのでかなりペースが遅いのと、
人に教える時間が長かったです。
あの人が来るまで待って教えてあげよう、という感じでした)

今回の教訓:
初めての花は事前に徹底的にイメージを叩きこむ。

プロフィール

管理人

Author:管理人
ようこそ鳴神山へ!
主に季節の見どころ(花メイン)を綴っています。
なにぶん素人ゆえ、花の同定には間違いが多いですがご了承下さい。
基本的には開花情報発信がコンセプトですが、
いくつかの花については事後報告とさせていただきます。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
検索フォーム