尾瀬沼便り~狂喜蘭舞

6月19日の見頃の花はワタスゲ、タテヤマリンドウ、オオタチツボスミレ、エゾムラサキでした。
0619ワタスゲ
0619タテヤマリンドウ
0619オオタチツボスミレ
エゾムラサキは初対面でした。
尾瀬沼周辺にて。
超可愛いです
0619エゾムラサキ2
0619エゾムラサキ1

まだ見頃ではありませんが、今年はコバイケイソウの当たり年です。
0619燧とコバイケイソウ
0619コバイケイソウ
見頃の株もありましたが、ピークは1週間後でしょうか。
長蔵小屋近辺の群落が素晴らしかったです。

その他、
場所によって見頃だったお花達。
マイヅルソウ。
0619マイヅルソウ
ゴゼンタチバナ。
0619ゴゼンタチバナ
緑色のゴゼンタチバナ。ミドリゴゼンタチバナというそうです。
0619緑ゴゼンタチバナ
ベニバナイチヤクソウは尾瀬で初めて見ました。
毛木平で沢山見たけど、やはり嬉しいですね。
沼の南岸にて。
0619ベニバナイチヤクソウ

その他目立ったお花達。
ラショウモンカズラがあってびっくり。
ちょっと終盤でしたが、20株位ありました。
終盤だからか雨の影響だからか見映えのいいものは少なかったです。
ヤマオダマキは登山口にて。お手植えかな?
0619ラショウモンカズラ0619ヤマオダマキ
シラネアオイがまだあってびっくり。
長蔵小屋付近にて。
これもお手植えかな。
サンカヨウもまだ2株ありました!
三平峠から尾瀬沼への道にて。
0619シラネアオイ0619サンカヨウ
シナノキンバイは大江湿原の一角にて。
オオバミゾホオズキは咲き始めです。尾瀬沼周辺にて。
尚、大清水から一ノ瀬の間にはミゾホオズキ、オオバミゾホオズキがありました。
0619シナノキンバイ0619オオバミゾオズキ
キヌガサソウは尾瀬沼北岸にて。
今年は雪解けが早かったので、なんともう終盤だそうです。
燧ケ岳登山道以外ではここだけが見頃だそうです。
ツボスミレの紫版、ムラサキコマノツメというそうです。
これも初めて見ました。
0619キヌガサソウ0619ムラサキコマノツメ

水曜の天気予報が悪かった為、火曜に出かけてきました。
近場でどこにしようか、いくつかの候補から尾瀬沼にします。
某ブログで得た情報で決めました。

大清水からの往復ですが、車が少ない!
7時時点で20台あったかどうか。
火曜日は睡眠不足が溜まっていて調子がいまいちなので、尾瀬沼周辺までとしました。

尚、この時期にしたのは今年は花が2週間早いからです。
となると7月上旬に見られる花が見られるかなという期待を持って出かけました。
大清水から歩きましたが、思いの外花が少なかったです。
ヤグルマソウも全然咲いていませんし、タニウツギは咲き始めでした。

この日のお目当てはいくつかの蘭です。
なかなか見つけられませんでしたが、序盤でノビネチドリも見つかりました。
序盤のお目当てはこちらです。
コケイランです。
別名ササエビネ。なるほど。
去年見つけたところで見つからなくてがっかりしていましたが、
どうにか見つかりました^^岩の下。
0619コケイラン
そしてショウキランの蕾にも遭遇^^
これは行き合った人に教えてもらいました。
0619ショウキラン


沼周辺ではハクサンチドリとノビネチドリが見頃です。
ハクサンチドリは湿原ではまだ咲き始めでしたが、尾瀬沼ビジターセンター付近では良い状態のものが見つかりました。
今回はビジターセンターや売店の方に訊いて良い状態のお花を見られました。
まずビジターセンターにて、エゾムラサキはどこにあるかと尋ねるとそこまで案内してもらいました。
お初の花だったので凄く嬉しかったです。
その後花のイメージが分かったので、沼周辺でも見つけることが出来ました。
そしてハクサンチドリとノビネチドリについても、両方が咲いていて、近くで見られるところを教えてもらいます。
ハクサンチドリは湿原ではまだ咲き始め、
ノビネチドリは沼周辺や大江湿原では見つからなかったので凄く嬉しかったです。
ノビネチドリとハクサンチドリ。
並べると違いは歴然としていますね。
0619ノビネチドリ0619ハクサンチドリ

皆さんも臆することなく、是非ビジターセンターの方に尋ねてみて下さい。
想像以上に親切です。
さて、その後売店で買い物をし、キヌガサソウのことを尋ねました。
昨日のお客さん情報でキヌガサソウは沼北岸に咲いているというので、
そこまで行ってみることにします。
しかしキヌガサソウも終盤だそうです。
今年は早いですね。

ビジターセンターの方に訊いて、沼1周より大江湿原の方に行った方が良いと知り、
この後湿原の方へ向かい、キヌガサソウのところまで行って引き返すことにしました。

尾瀬沼周辺は人が少なく、私にはとっても良かったのですが、
この時期なのに水芭蕉目当ての人が多くて驚きました。
何人かに花の見どころを教えると誰もが怪訝そうな顔をします^^;
何故だろう。
せっかく尾瀬に来ていくつかの見頃の花を見ずに帰るのはもったいないというのが私の信条です。
この日は漫然と歩いていると目に入るのは
ワタスゲ、タテヤマリンドウ、コバイケイソウ程度です。
コバイケイソウだって群落を知らなければぽつぽつとある程度です。
サンカヨウ、オオバミゾホオズキは分かる人にしか分からず、
ノビネチドリ、ハクサンチドリは見頃の場所を知らなければあれほど感動できません。
エゾムラサキも咲いている場所を知らない人には見つからないと思います。
あの程度で満足できる方が私には理解出来ません。

でもこの日の最大の目的はサイハイランでした。
大清水から歩いたのもサイハイランが見たいからです。
しかし見つからない…
帰りもサイハイランを見つけるために歩くことにしました。

尚、睡眠不足の私は途中で具合が悪くなってしまいました^^;
花を探す気力もありません。
三平峠でしばらく休んでから下ります。
せっかく売店の方に三平峠にあるキヌガサソウの場所も教えてもらったのに、
このときは気力がなくなり記憶も曖昧になってしまって見つかりませんでしたーー;
(今年は花期が早いので咲いていたか分かりませんが)

一ノ瀬に下りる頃には少し元気が復活したのでバスを利用せず歩いて帰ります。
行きでも気づいていましたが、かなり鹿に食べられた跡があります…
ずーっとずーっと探していたのですが見つかりません。
しかしとうとう見つけた!!!
なんと、今年はネットが新設されていて、その中にあったのです。
これでは分かりませんよね。
私の予測通りに既に見頃でした。
0619サイハイラン2
0619サイハイランアップ

最後の最後で大喜びです。

この日は7月の花は思ったより少なったのですが、
ビジターセンターやスタッフの方に話を訊いて状態の良いお花を見ることが出来て大満足でした。
尾瀬は広いので見頃の場所を知らないで漫然と歩いているとつまらないと思います。
私の記事を見て、沢山花があると思いましたでしょうか?
これだけ見頃の花を探すのも、私位花に貪欲でないと見つからないと思います。我ながら。
個人的にはベニバナイチヤクソウの発見も凄く嬉しかったです。
こんな感じで今回も大満足の花巡りとなりました。

その他のお花達。
ツマトリソウ、コミヤマカタバミ、イワナシ、ミツバオウレン、コイワカガミ(終盤)、ヤマハタザオ、ノウゴウイチゴ、
クルマムグラ、クルマバソウ、ヨツバムグラ、ツクバネソウ、ヒロハユキザサ、ナツトウダイ、サンリンソウ、
ケナツノタムラソウ、ミゾホオズキ、ツボスミレ、キジムシロ、ズダヤクシュ、リュウキンカ(終盤)
タケシマラン、クモキリソウの蕾、ムラサキヤシオ、タニウツギ、オオカメノキ、レンゲツツジ
(木の花はほとんど探しませんでした)










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毛木平、桜平~高い山も低い山も

0613看板

花に会いに、毛木平、桜平から八ヶ岳に行ってきました。
上記の看板は八ヶ岳のオーレン小屋のものです。
ちょっと笑ってしまいました。

13日水曜日、どこの山に行こうか。
オサバグサを見に帝釈山かなーと考えていたら八ヶ岳でもオサバグサが見られることを知ります。
その上、ツクモグサも見られるということで八ヶ岳に決定。
登山口はどこにするか。
いろいろ考えて桜平を選びました。
無料であることと、オーレン小屋の花情報が豊富であることが決め手です。
とここまで決めた後、他の登山口からはベニバナイチヤクソウの群生が見られるという情報を得ます。
ベニバナイチヤクソウは好きな花です。
どうしよう…
としばし考えますが、甲武信ヶ岳の登山口毛木平付近にベニバナイチヤクソウの群生地があることを思い出しました。
尚、甲武信ヶ岳は去年5月に行ってますが、このときはベニバナイチヤクソウの群生のことは知らず、
帰宅して知ったのでした。(このとき咲いていたかは分かりませんが)

ということで毛木平に寄り桜平に向かうことにしました。
もちろん下道、車中泊です。

12日。
久しぶりの遠征に緊張気味の私は9時頃出発します。
恐ろしかったのは何度も土砂降りにあったことです。
そのたびに車を停めて明日の天気予報を確認しました。
13時過ぎに毛木平に到着。

期待以上の群生です。
0612ベニバナイチヤクソウ2
0612ベニバナイチヤクソウ1


大喜びで写真を撮っていると静岡ナンバーの車が一台やってきました。
この方もベニバナイチヤクソウ目当てです。
毎年訪れるそうですが、今年はいまいちだそうです。
ちょっとがっかりしますが、私はやっぱりルンルン気分でした。
(今年は早咲きの花が多いので、常連の方から見れば旬が過ぎていたのかもしれません)

さて、桜平に向かいます。
序盤にスーパーがありましたが、その後全くコンビニすらない道です。
ここでも土砂降りの雨に遭い、泣きたくなりますが車を走らせます。
すると車道脇に花を発見しました。
0612キバナノヤマオダマキ


キバナノヤマオダマキです。
大喜びで写真を撮ります。
これ以外には運転しながら気付く花はなかったと思います。

さて桜平へ。
余裕と思っていたら想像以上のダートです。
轍はしっかりしていますが揺れが凄いです。
いつものように精神的に追い込まれますーー;
(山道より車道の方がずっと怖いです)

どうにか駐車場に着いた頃はひどい吐き気に襲われました。
駐車場はトイレのある(中)に停めました。
トイレは電気は通っていないものの、ペーパー完備で清潔です。
小屋泊まりと思われる2台の駐車があります。
食欲はあまりないけれど、どうにか夕飯を食べ(残らせて腐らせる訳にはいかないので)
6時頃には寝ます。

13日。
2時半起床。
気温は7度。満天の星空。
体調はちょっといまいちですが、ここまで来たら行かないわけにはいきません。
私以外に1台の車がありました。
4時半出発です。

駐車場で既に1800m以上の標高がありますので、
駐車場付近からツマトリソウ、シロバナヘビイチゴなどが登山道わきに咲いていました。

ヒュッテ夏沢までにあったお花達。

イワセントウソウは沢山。
ウスバスミレだと思います。
ツボスミレだと思ってあまり写真を撮らなかったのが悔やまれます。
0613イワセントウソウ0613ウスバスミレ
コミヤマカタバミは沢山。下山時には沢山花が開いていました。
キバナハタザオだと思います。
0613コミヤマカタバミ0613キバナハタザオ
ヤマハタザオです。分かりにくいですが葉っぱがギザギザです。
ミヤマスミレは沢山。
0613ヤマハタザオ0613ミヤマスミレ
「白の御三家」と私が呼んでいるツマトリソウ、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナにも会えました。
どれもまだ咲き始めで数株しか見当たりませんでした。
ヒメイチゲもありました。
0613マイヅルソウ0613ツマトリソウ
0613ゴゼンタチバナ0613ヒメイチゲ
ミヤマキンポウゲかキンバイソウだと思います。
ミヤマカラマツも数株咲いていました。
0613キンバイソウ0613ミヤマカラマツ

そしてタケシマランです。
私はタケシマランが大好きで、タケシマランハンターと言っても過言ではありません。
今年は平標でも見つけることが出来ました。
どうやって見つけるかと言うと…
チゴユリっぽい葉っぱがあったら…
0613タケシマラン葉
裏返します。
0613タケシマラン
いつもこんなことしてます^^;

さて、中盤までの主役はなんといってもオサバグサです。
0613オサバグサ

0613オサバグサ2
オサバグサは100株はあったと思います。
標高が高いところには沢山蕾がありました。
初めて見つけたときは大喜びでしたが沢山あるのでだんだん慣れてきました^^;

そしてキバナノコマノツメも圧巻です。
0613キバナノコマノツメ
雑草レベルです。
谷川等では苦労しないと見られない花ですが序盤から沢山咲いています。
恐るべし、八ヶ岳です。

ヒュッテ夏沢に到着。
ここでは素晴らしい雲海を見ることができました。
0613ヒュッテ夏沢 雲海
0613ヒュッテ夏沢

ここからは高山っぽい花が沢山出てきます。
圧巻のミツバオウレン。
小屋付近が見事でした。
0613ミツバオウレン
コイワカガミも小屋付近のが良かったです。
0613コイワカガミ
そして岩稜地帯に入ると、
圧巻のイワウメです。
0613イワウメ
ここで涙腺崩壊です。
こんなに凄いイワウメは見たことがありません。
(この後飽きるほど見ます)

岩に咲く小さなお花達。
ミネズオウ/ツガザクラ
0613ミネズオウ0613ツガザクラ
コメバツガザクラ/ウラシマツツジ
ウラシマツツジは初めて見ました。
0613コメバツガザクラ0613ウラシマツツジ

硫黄岳到着。
横岳方面へ向かいます。

赤岳方面の素晴らしい展望。
0613赤岳方面
キバナシャクナゲと硫黄岳。
0613キバナシャクナゲと硫黄岳

ハクサンイチゲはちらほら。
コマクサの蕾をかろうじて見つけました。
0613ハクサンイチゲ0613コマクサ
ミヤマキンバイ、ミヤマタネツケバナは点在。
0613ミヤマキンバイ0613ミヤマタネツケバナ

オヤマノエンドウは圧巻でした。
0613オヤマノエンドウ
しかし私はチシマアマナの方が大喜びでした。
なぜアマナがここに?
調べて納得感動です。
0613チシマアマナ

ここからは稀少種です。八ヶ岳他数か所でしか見られないお花達です。
チョウノスケソウ。
0613チョウノスケソウ
チョウノスケソウには面白い思い出があります。
2年前の7月下旬に八ヶ岳に来たとき、花に詳しい方と行き合いました。
その人は本を見ながらこの花は〇〇でと熱心に私に教えてくれます。
その方は「チョウノスケソウも咲くんだが、時期的にないよね」と言いました。
「あそこにある白い花は何ですか?」と尋ねると
「あ、チョウノスケソウだ…」と絶句していました。
チョウノスケソウというと、このことを思い出します^^



ツクモグサ。
全然見つけられませんでした><
やっと4株。
0613ツクモグサ
行き合う人に訊いてもあいまいな答えしか返ってこないので、分かりません。
もっと、犬も歩けば棒に当たるくらいあると思っていたので迂闊でした。
特に見たことのない花は勘が働きませんし、体調いまいちの私には気力がもうありませんでした。
花が一番多いと言われる三叉峰まで行きましたが、たどり着いたのがやっという感じでした。
(ここで2株会いましたが)
その先に保護地区があったらしいのですが、体力的に無理で行けませんでした。


そしてウルップソウです。
0613ウルップソウ

保護地区のものは咲き始めでしたが、網もあるし遠くて写真が撮りにくいのですが
これは登山道脇に咲いていて状態も良いものでした。
ウルップソウまで見られるなんて。
感無量です。

私はこの日20人位にチョウノスケソウ、ウルップソウ、ツクモグサのことを教えました。
私にしてはとても珍しいことです^^;
だけど、せっかく八ヶ岳に来て、これらの花を見ないで帰るということは私にとってはあり得ないことなのです。
それに、私も教えてくれる人がいたらすごく嬉しいですし。
思いの外知らない人が多くて驚きましたが、小屋で買った本を見せながら教えました。








しかししかし、
こんなに素晴らしいお花たちに出会えたのですが、
中盤までに私は最高のお宝に出会ってしまったのです。
ここで帰ってもいいやというお宝です。


イチヨウランです。
0613イチヨウラン
一葉蘭と書きます。
名前の由来は1枚の葉でしょう。
0613イチヨウラン横

小屋でスタッフにその話をしたとき、
スタッフの目の色が変わりました。
盗まれ過ぎて絶滅寸前だということです。
場所は言わないでほしいということなのでここでも伏せておきます。
「お客さんは山歩きの醍醐味を知っていますね」と言われましたが、
「下しか見て歩いていないんですよ」とは答えませんでした。
はははと笑ってごまかしました^^;

高い山でも低い山でも、悩みは同じなんだなと思いました。


という感じで、
今回も素晴らしい花巡りの旅となりました。


0430 駐車場発
1345 駐車場着

(今回は花目当てなのでかなりペースが遅いのと、
人に教える時間が長かったです。
あの人が来るまで待って教えてあげよう、という感じでした)

今回の教訓:
初めての花は事前に徹底的にイメージを叩きこむ。

谷川連峰トレラン禁止について思うこと。

登山口の看板その1。
 一輪咲いて 一輪咲いて
その時を待って
明日また咲くために
守って下さい
花 平標山 

0605平標1

看板その2。
ランナーの方
谷川連峰一帯は特別保護地域に指定されています!
植物・昆虫の保護、登山道整備、
登山者の安全確保などの為
走ることは禁止とします!
 
 


0605平標3

山中での看板。
一部抜粋。
ランナーは風当たりを強く受ける立場であることを留意して
ルール、マナーの向上に努めましょう! 

0605平標2



平標は6月のハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、ミヤマキンバイの時期によく訪れる山です。
今回で4回目となります。
今回は登山口の看板に目が留まりました。
トレラン禁止の告知、これは去年あったかどうか覚えていません。
(3枚目の看板は古いものだと思われます。
現在は2枚目の看板にあるようにトレラン禁止です)

私は感動しました。
1枚目の看板を見て下さい。
この山を愛する人達はこういう気持ちで山を見守っているのです。
この山に限らず、山の花を愛する者は皆こんな気持ちではないのでしょうか。

私はトレランが嫌いです。
本人は「自然の中で~」とか、「豊かな自然に触れて~」とかのたまいますが、
あなたたちの言う自然って何ですか?
自然とは豊かな植生のことを指すのではないのですか?
走る速さで、足元の小さな命を見ることが出来るのですか?
踏みつぶしていませんか?
近年の山の天敵は鹿でしょうが(それでも鹿は山に棲む者)、
人間だって山にとっては部外者であり害悪なんですよ。
だからこそ、出来るだけルールを守って山にでかけるんです。

人間が山を歩くことさえ、山には負担かもしれないのに、
周囲に配慮が出来ない人間が山を走ったらどうなるんですか?
何も言わずに後ろから抜いていくのもマナー違反だろうよ?

本当にやめてほしい。
少なくとも花の多い山には来るな。

その点、谷川連峰を守る方の態度は素晴らしい。
谷川では数年前トレランの大会予定があったらしいですが、
各団体・個人から厳しい意見が出され中止となったそうです。

そのときの資料の一部伐採です。
第一に、多数のランナーが、急峻な狭い登山道や木道で、タイ ムを競い合ってランニングで駆け抜ける行為は、登山道を踏み荒らし、貴重な高山植物をも踏み荒らす行為につながる。競技ではストックの使用を許可している が狭い登山道でのストック使用は登山道の破壊につながり、湿地帯などでストッ クを使用すると湿原を掘り起こし、貴重な山岳自然を壊す行為となる。 
第二に、コースには非常に狭くて急峻な登山道もあり、参加者も危険にさらされる。登山者は狭い場所ではお互いに譲り合って安全に歩くことを心がけているが、 多くのランナーがタイムを競い合って駆け抜けると一般登山者をも危険にまきこむことになり、安全上からも問題がある。 
第三に、トレイルランのメインコースは、急峻な登りで高山植物が咲き乱れる高層湿原、多彩な山岳要素を内包した貴重な山域であり、登山愛好家にとって人気 の高いコース、ここを多数のランナーが登山者を押しのけて駆け抜ける場にすることはあってはならないと考える。 
第四に、計画では、「ロングトレイルでエコロジー」と謳い、参加費の一部を自然保護活動に振り分けることを表明しているが、エコロジーとは生物を身近で観 察し、自然環境を守ることが大事であることを学び、そうすることによって自然環境の保護や山岳自然と共存していくことの必要性を学ぶものであり、谷川連峰 ロングトレイルラン計画は、エコロジーに背反するものである。



本当に感動しました。
是非、鳴神山でもトレランは禁止にしてほしい。
申し訳ないが、山を走る人は風当たりを強く受ける立場であることを留意して下さい。
尚、私が見かけたら注意します。

権利云々の問題ではない。
今だけ良ければいいという考えが、長い時間をかけて培われてきた自然を破壊し、
利己的な態度が未来へ残るべき自然を破壊する。
自然云々を語るなら、現世的かつ利己的な行動は慎むべきだ。
自然に触れれば触れるほど、謙虚になっていくのが健全な感受性だ。




最も効果的な熊撃退法~尾瀬便り

5月30日に尾瀬に行ってきました。
0530尾瀬
0530リュウキンカ
水芭蕉はなんともう見頃を過ぎているという話でした。
今年は雪解けが早く、花も例年より2週間も早いそうです。
でも、今回の目的は水芭蕉ではないのです。





トガクシショウマです。
0530トガクシショウマ
今回は鳩待峠からトガクシショウマのある三条の滝方面への往復です。

私の休みは火曜水曜なのですが、
当初天気予報では火曜まあまあ、水曜×でしたが、直前に水曜の予報がまあまあになり、
急遽30日水曜に変更しました。
火曜だと早くても8時出発だったので、ちょっと不安でしたが、
水曜ならば始発バスに乗れます^^
と喜んだ30日深夜、予報は悪い方へ変わりました。
12時頃から雨マークがついています。
今日は雨覚悟で行こうと、午前2時40分頃家を発ちます。

4時10分頃、戸倉の駐車場着。
バスの始発は4時40分です。
ざっと見たところ20台程度の車がありました。
(とても少ないそうです)

バスでは助手席に座ることになりました。
そこで運転手さんから貴重なお話を聞いたので、
その内容をご紹介していきたいと思います。

バスに乗るなり、今年は水芭蕉がピークを越えていることを聞かされます。
先週は雪が降り、水芭蕉の状態も良くないということです。
水芭蕉はどうでもいいなと思っていましたが、黙って聞いていました。
今年は雪が少なく、雪解けもかなり早く、花も例年より2週間早いとのこと。
これって里山と同じですね。
今年の冬は北陸で大雪のニュースが多かったので、尾瀬もさぞ雪が多いだろうと思っていましたが、
違うとのことでした。

私が今日は雨覚悟で来たと伝えると「ありがたい」とおっしゃいます。
最近は天気予報が当たるので、予報が悪いとがくんと客足が減るそうです。
それでも今週末(6月2、3日)は激混み予測だそうです。
道路が渋滞すると鳩待峠までもかなり時間がかかるそうです。
運転が下手な車があるとのろくて大変だそうです。

話題は私の住む場所に及び、私が根利の道を運転してきたことを知ると鹿の話になりました。
この日、私は20頭程の鹿に出くわしました。
それが逃げないのです。
クラクションを鳴らしても逃げない。
どうも鹿は眩しくて車を認識できていないそうです。
なんでも根利の道は鹿のメッカらしく、鹿の死体もよく見かけるそうです。
鹿に当たると、車の損傷もかなり大きいそうです。
つまり、修理費がかさむということです。
皆様も鹿を見かけたら、よけるようにしましょう。

やはり尾瀬も鹿の食害が深刻なようです。
大江湿原のニッコウキスゲもかなり打撃を受けましたが、
山小屋スタッフ等が夜中に鹿を追い払ってくれているおかげで最近復活してきているそうです。
尾瀬ヶ原もネット等一部ありましたが、いかんせん広いので対処しきれないそうです。
今の季節はリュウキンカが餌食だそうです。
これも里山とあまり変わらない状況ですね。

そして鳩の話へ。
戸倉から鳩待峠の間の道路には、早朝鳩がたむろしているそうです。
しかし夕方になると鳩は鳩待峠に移動するそうです。
人間の食べ物のカス目当てだそうです。
それを聞いて「だから鳩待峠というのですか?」と聞いた私。
鳩待峠の由来は別にあるそうですね^^;

運転手さんは山菜採りが趣味だそうで、今度は熊の話になりました。
尾瀬は熊がかなり出るそうですが、尾瀬の熊さんは怖くないそうです。
人間慣れしているので、人間を襲ったりはしないそうです。
しかし、運転手さんの趣味の山菜採りのような場合は熊対策を万全にしなければなりません。
残念ながら熊鈴はそんなに有効ではないそうです。
沢等ではほとんど鈴の音は熊に聞こえないそうです。

では何が有効かというと、



煙です。
運転手さん一押しは音の出ない花火だそうです。
蚊取線香もかなりいいそうです。
熊が出没する可能性の高い山域に出かける方は是非参考にしてみて下さい。
この話には後部座席の方々からも質問が飛んできました。

今回書きたかったのは上記のことですが、
今回の山行記録も記しておきます。








続きを読む

桐生観察の森にて、いろいろ教えてもらうの巻。

花仙人に、観察の森のカキツバタ、ハナショウブが綺麗だよと教えられ、
出かけてきました。

ハナショウブ。
0505ハナショウブ
カキツバタ。
0505カキツバタ
おまけでニホンアヤメ。これはある民家の庭先です。あまりに綺麗だったので撮ってきました^^
0505アヤメ他

去年ホタルカズラを見たことを思い出し、園内をちょっと歩いてみます。
何かのイベントがあるようでした。
レンジャーウィークというイベントで、スタッフから様々な説明を受けながら歩けるようでした。
その様子を横目で見ながら、ホタルカズラを探し始めます。
花が半分千切れていたホタルカズラを見つけることは出来ましたが、
状態のいいものには出会えませんでした。

そのすぐ近くで、蝶の孵化の様子が見られるようでしたが、
蝶(虫)にあまり関心がない私は素通りです。
(運がいいと、孵化が見られるそうです)
するとそこにいたスタッフがカエデの説明をしてくれました。

カエデの実は赤いプロペラのような形をしています。
0505カエデ
0505カエデの実拡大

これは翼果というようです。
この形だと、風に乗ってくるくると落ちていき、種子を遠くに飛ばすことが出来るそうです。
参考としてYouTubeから拾った動画を貼っておきます。


ほう。
感心しながら耳を傾けていると、
目の前には今ハクウンボク(エゴノキ科)が咲いていますよと教えてくれました。
エゴノキは鳴神山でも見たことがありますが、ハクウンボクは見たことがありませんでした。
大きな葉っぱの木です。
0505ハクウンボク

へーと眺めているとスタッフが叫びました。
「オトシブミがある!」
0505エゴツルクビオトシブミ
拡大。
エゴツルクビオトシブミというそうです。
ここに卵を産んでおくそうです。
0505オトシブミ拡大

オトシブミについては少しは知っていましたが、もちろん詳しくありません。
オトシブミの発見よりも、むしろスタッフの興奮ぶりに私は驚きました^^ゞ



トチノキも花が見頃ですよと教えてもらいました。
0505トチノキ
花を拡大。
0505トチノキ拡大
トチノキの花をまともに見たのは初めてでした。
結構近くで見られたので花の様子がよく分かりましたが、綺麗な花ですね^^



その後、檻に入っていた蛾の説明も受けました。
ヤママユガというそうです。
表。
0505ヤママユガ
裏。
0505ヤママユガ裏
ヤママユガは大型の蛾で別名シンジュサンと言います。
漢字は「神樹蚕」です。
神樹はニワウルシのことです。
ヤママユガの繭からとれる糸は天蚕糸(てんさんし)という絹の数十倍の価値がある高級な繊維だそうです。
なんか、これだけでも凄いですよね。
ネットで調べたのですが、
ヤママユガ科の成虫は口が完全に退化しており、大人になると一切エサをとらずに幼虫の時の蓄えた栄養だけで生涯を全うするそうです。
なんか、ものすごく自然の神秘を感じませんか?
私はシンジュサンという響きだけでもうっとりしていましたが、
帰宅してネットで調べると惚れてしまいそうになりました。

そういえば、先程道端に紙きれみたいな蝶がいたなと思い出し、
撮った写真をスタッフに見せると、
「これはオオミズアオ(ヤママユガ科)です!!!」
と興奮気味に教えてもらいました。
0505オオミズアオ
これは蛾ですが、蛾の中でも優美なことで知られているそうです。
月のような美しい風貌から、学名にギリシャ神話の月の女神アルテミスの名前が使われています。
なにそれ、すごく素敵じゃないですか。
この蛾も成虫になったら何も食べず、約2週間で生命を終えるそうです。

蛾や蝶、虫にはあまり興味のない私でしたが、
スタッフからの説明を受けて眺めてみるとかなり興味を持つようになりました。
植物もそうですが、昆虫も独特の生態を持っていて面白いですね。
とても勉強になりました。
ありがとうございました^^










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ようこそ鳴神山へ!
主に季節の見どころ(花メイン)を綴っています。
なにぶん素人ゆえ、花の同定には間違いが多いですがご了承下さい。
基本的には開花情報発信がコンセプトですが、
いくつかの花については事後報告とさせていただきます。

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