桐生観察の森にて、いろいろ教えてもらうの巻。
花仙人に、観察の森のカキツバタ、ハナショウブが綺麗だよと教えられ、
出かけてきました。
ハナショウブ。

カキツバタ。

おまけでニホンアヤメ。これはある民家の庭先です。あまりに綺麗だったので撮ってきました^^

去年ホタルカズラを見たことを思い出し、園内をちょっと歩いてみます。
何かのイベントがあるようでした。
レンジャーウィークというイベントで、スタッフから様々な説明を受けながら歩けるようでした。
その様子を横目で見ながら、ホタルカズラを探し始めます。
花が半分千切れていたホタルカズラを見つけることは出来ましたが、
状態のいいものには出会えませんでした。
そのすぐ近くで、蝶の孵化の様子が見られるようでしたが、
蝶(虫)にあまり関心がない私は素通りです。
(運がいいと、孵化が見られるそうです)
するとそこにいたスタッフがカエデの説明をしてくれました。
カエデの実は赤いプロペラのような形をしています。


これは翼果というようです。
この形だと、風に乗ってくるくると落ちていき、種子を遠くに飛ばすことが出来るそうです。
参考としてYouTubeから拾った動画を貼っておきます。
ほう。
感心しながら耳を傾けていると、
目の前には今ハクウンボク(エゴノキ科)が咲いていますよと教えてくれました。
エゴノキは鳴神山でも見たことがありますが、ハクウンボクは見たことがありませんでした。
大きな葉っぱの木です。

へーと眺めているとスタッフが叫びました。
「オトシブミがある!」

拡大。
エゴツルクビオトシブミというそうです。
ここに卵を産んでおくそうです。

オトシブミについては少しは知っていましたが、もちろん詳しくありません。
オトシブミの発見よりも、むしろスタッフの興奮ぶりに私は驚きました^^ゞ
トチノキも花が見頃ですよと教えてもらいました。

花を拡大。

トチノキの花をまともに見たのは初めてでした。
結構近くで見られたので花の様子がよく分かりましたが、綺麗な花ですね^^
その後、檻に入っていた蛾の説明も受けました。
ヤママユガというそうです。
表。

裏。

ヤママユガは大型の蛾で別名シンジュサンと言います。
漢字は「神樹蚕」です。
神樹はニワウルシのことです。
ヤママユガの繭からとれる糸は天蚕糸(てんさんし)という絹の数十倍の価値がある高級な繊維だそうです。
なんか、これだけでも凄いですよね。
ネットで調べたのですが、
ヤママユガ科の成虫は口が完全に退化しており、大人になると一切エサをとらずに幼虫の時の蓄えた栄養だけで生涯を全うするそうです。
なんか、ものすごく自然の神秘を感じませんか?
私はシンジュサンという響きだけでもうっとりしていましたが、
帰宅してネットで調べると惚れてしまいそうになりました。
そういえば、先程道端に紙きれみたいな蝶がいたなと思い出し、
撮った写真をスタッフに見せると、
「これはオオミズアオ(ヤママユガ科)です!!!」
と興奮気味に教えてもらいました。

これは蛾ですが、蛾の中でも優美なことで知られているそうです。
月のような美しい風貌から、学名にギリシャ神話の月の女神アルテミスの名前が使われています。
なにそれ、すごく素敵じゃないですか。
この蛾も成虫になったら何も食べず、約2週間で生命を終えるそうです。
蛾や蝶、虫にはあまり興味のない私でしたが、
スタッフからの説明を受けて眺めてみるとかなり興味を持つようになりました。
植物もそうですが、昆虫も独特の生態を持っていて面白いですね。
とても勉強になりました。
ありがとうございました^^
出かけてきました。
ハナショウブ。

カキツバタ。

おまけでニホンアヤメ。これはある民家の庭先です。あまりに綺麗だったので撮ってきました^^

去年ホタルカズラを見たことを思い出し、園内をちょっと歩いてみます。
何かのイベントがあるようでした。
レンジャーウィークというイベントで、スタッフから様々な説明を受けながら歩けるようでした。
その様子を横目で見ながら、ホタルカズラを探し始めます。
花が半分千切れていたホタルカズラを見つけることは出来ましたが、
状態のいいものには出会えませんでした。
そのすぐ近くで、蝶の孵化の様子が見られるようでしたが、
蝶(虫)にあまり関心がない私は素通りです。
(運がいいと、孵化が見られるそうです)
するとそこにいたスタッフがカエデの説明をしてくれました。
カエデの実は赤いプロペラのような形をしています。


これは翼果というようです。
この形だと、風に乗ってくるくると落ちていき、種子を遠くに飛ばすことが出来るそうです。
参考としてYouTubeから拾った動画を貼っておきます。
ほう。
感心しながら耳を傾けていると、
目の前には今ハクウンボク(エゴノキ科)が咲いていますよと教えてくれました。
エゴノキは鳴神山でも見たことがありますが、ハクウンボクは見たことがありませんでした。
大きな葉っぱの木です。

へーと眺めているとスタッフが叫びました。
「オトシブミがある!」

拡大。
エゴツルクビオトシブミというそうです。
ここに卵を産んでおくそうです。

オトシブミについては少しは知っていましたが、もちろん詳しくありません。
オトシブミの発見よりも、むしろスタッフの興奮ぶりに私は驚きました^^ゞ
トチノキも花が見頃ですよと教えてもらいました。

花を拡大。

トチノキの花をまともに見たのは初めてでした。
結構近くで見られたので花の様子がよく分かりましたが、綺麗な花ですね^^
その後、檻に入っていた蛾の説明も受けました。
ヤママユガというそうです。
表。

裏。

ヤママユガは大型の蛾で別名シンジュサンと言います。
漢字は「神樹蚕」です。
神樹はニワウルシのことです。
ヤママユガの繭からとれる糸は天蚕糸(てんさんし)という絹の数十倍の価値がある高級な繊維だそうです。
なんか、これだけでも凄いですよね。
ネットで調べたのですが、
ヤママユガ科の成虫は口が完全に退化しており、大人になると一切エサをとらずに幼虫の時の蓄えた栄養だけで生涯を全うするそうです。
なんか、ものすごく自然の神秘を感じませんか?
私はシンジュサンという響きだけでもうっとりしていましたが、
帰宅してネットで調べると惚れてしまいそうになりました。
そういえば、先程道端に紙きれみたいな蝶がいたなと思い出し、
撮った写真をスタッフに見せると、
「これはオオミズアオ(ヤママユガ科)です!!!」
と興奮気味に教えてもらいました。

これは蛾ですが、蛾の中でも優美なことで知られているそうです。
月のような美しい風貌から、学名にギリシャ神話の月の女神アルテミスの名前が使われています。
なにそれ、すごく素敵じゃないですか。
この蛾も成虫になったら何も食べず、約2週間で生命を終えるそうです。
蛾や蝶、虫にはあまり興味のない私でしたが、
スタッフからの説明を受けて眺めてみるとかなり興味を持つようになりました。
植物もそうですが、昆虫も独特の生態を持っていて面白いですね。
とても勉強になりました。
ありがとうございました^^
私見ですが、山歩き等の遊びって中年以降の遊びだと思っています。
最近のヤマケイで、40歳以上の登山とかいう特集がありましたが、
実際は40歳以下の方がめちゃくちゃ少なくありませんか?
なんか現実を反映していない特集だなと思いました。
実際私も中年になって山歩きを始めましたが、きっかけはひょんなことです。
ジムに通っていたのですが生まれつき股関節も膝関節も良くないことが分かり、
跳躍系の運動は避けた方がいいと医師に言われ、泣く泣くジムを退会し、
替わりの運動をと思い山歩きを始めたのです。
最初はスポーツ的にいかに短時間で歩けるかを楽しんでいましたが、
山にしか咲かない花というものに気付き、山で花に出会うことが喜びとなっていきました。
里山はもちろん、高山の花も大好きになり、
より山深いところにある花に出会いたいという欲求も芽生え、
安全に歩きとおすための脚力体力をつけることも課題とし、通年山を歩くようになりました。
本当にこれは私見ですが、
自然には驚くことが沢山あります。
40年も生きてくれば、街中で起こることや人間関係はある程度予測が可能となっていきます。
何かに出くわしても、今までの経験と照らし合わせることが基本的に可能です。
しかし、自然では予測不可能なことが、驚きが沢山あります。
今回観察の森に行って、様々な話を伺い、帰宅後ネットで調べてみると、
地球には驚くようなことが沢山あるのです。
それはどこか遠くの国へ行かなくても、地元でも沢山あるのです。
中高年以降の登山に批判的な意見を見かけますが、
それは事故に遭遇する人の割合が多いからだと思います。
事故に遭遇する中高年の方は、自分の経験豊富さから油断が生じるのではないかなと思います。
それは加齢もありますが、自分の力を過信していることが一番の要因だと思います。
あらゆる意味で登山では生命力を要求されます。
それは、自分の現在の力がいかほどなのか、
その山は自分の力に見合っているのか、
そういったことに対する冷静な判断能力が一番肝要だと思います。
ですから、自分の体力に見合えば、何歳になっても安全な登山は出来るのです。
肝心なのは冷静な判断能力です。
十把一絡げに中高年を批判する記述を見ますが、
大事なのは上記のことだけだと思います。
20歳だって山で死亡するのですから、一概に歳で片付けられる話ではないのです。
そして、中高年を批判する人だっていずれ中高年になるのです。
知り合いで70代を馬鹿にする69歳の人がいますが、
その人だって来年は70歳です。
申し訳ないが、年上を馬鹿にする人は自分も歳を取るということを分からない、
つまり健全な想像力がない恥ずかしい人だと思っています。
話がズレましたが、
歳を取っていく者にとって(はっきり言えば人間全員です)、
自然に身を置く遊びほど学びがあり、生きるという意味を考えさせてくれるものはないと思います。
ですから皆さん、是非自然の中で楽しんでいきましょう。
私は山を知って、本当に良かったと思っています。
最近のヤマケイで、40歳以上の登山とかいう特集がありましたが、
実際は40歳以下の方がめちゃくちゃ少なくありませんか?
なんか現実を反映していない特集だなと思いました。
実際私も中年になって山歩きを始めましたが、きっかけはひょんなことです。
ジムに通っていたのですが生まれつき股関節も膝関節も良くないことが分かり、
跳躍系の運動は避けた方がいいと医師に言われ、泣く泣くジムを退会し、
替わりの運動をと思い山歩きを始めたのです。
最初はスポーツ的にいかに短時間で歩けるかを楽しんでいましたが、
山にしか咲かない花というものに気付き、山で花に出会うことが喜びとなっていきました。
里山はもちろん、高山の花も大好きになり、
より山深いところにある花に出会いたいという欲求も芽生え、
安全に歩きとおすための脚力体力をつけることも課題とし、通年山を歩くようになりました。
本当にこれは私見ですが、
自然には驚くことが沢山あります。
40年も生きてくれば、街中で起こることや人間関係はある程度予測が可能となっていきます。
何かに出くわしても、今までの経験と照らし合わせることが基本的に可能です。
しかし、自然では予測不可能なことが、驚きが沢山あります。
今回観察の森に行って、様々な話を伺い、帰宅後ネットで調べてみると、
地球には驚くようなことが沢山あるのです。
それはどこか遠くの国へ行かなくても、地元でも沢山あるのです。
中高年以降の登山に批判的な意見を見かけますが、
それは事故に遭遇する人の割合が多いからだと思います。
事故に遭遇する中高年の方は、自分の経験豊富さから油断が生じるのではないかなと思います。
それは加齢もありますが、自分の力を過信していることが一番の要因だと思います。
あらゆる意味で登山では生命力を要求されます。
それは、自分の現在の力がいかほどなのか、
その山は自分の力に見合っているのか、
そういったことに対する冷静な判断能力が一番肝要だと思います。
ですから、自分の体力に見合えば、何歳になっても安全な登山は出来るのです。
肝心なのは冷静な判断能力です。
十把一絡げに中高年を批判する記述を見ますが、
大事なのは上記のことだけだと思います。
20歳だって山で死亡するのですから、一概に歳で片付けられる話ではないのです。
そして、中高年を批判する人だっていずれ中高年になるのです。
知り合いで70代を馬鹿にする69歳の人がいますが、
その人だって来年は70歳です。
申し訳ないが、年上を馬鹿にする人は自分も歳を取るということを分からない、
つまり健全な想像力がない恥ずかしい人だと思っています。
話がズレましたが、
歳を取っていく者にとって(はっきり言えば人間全員です)、
自然に身を置く遊びほど学びがあり、生きるという意味を考えさせてくれるものはないと思います。
ですから皆さん、是非自然の中で楽しんでいきましょう。
私は山を知って、本当に良かったと思っています。
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