毛木平、桜平~高い山も低い山も

0613看板

花に会いに、毛木平、桜平から八ヶ岳に行ってきました。
上記の看板は八ヶ岳のオーレン小屋のものです。
ちょっと笑ってしまいました。

13日水曜日、どこの山に行こうか。
オサバグサを見に帝釈山かなーと考えていたら八ヶ岳でもオサバグサが見られることを知ります。
その上、ツクモグサも見られるということで八ヶ岳に決定。
登山口はどこにするか。
いろいろ考えて桜平を選びました。
無料であることと、オーレン小屋の花情報が豊富であることが決め手です。
とここまで決めた後、他の登山口からはベニバナイチヤクソウの群生が見られるという情報を得ます。
ベニバナイチヤクソウは好きな花です。
どうしよう…
としばし考えますが、甲武信ヶ岳の登山口毛木平付近にベニバナイチヤクソウの群生地があることを思い出しました。
尚、甲武信ヶ岳は去年5月に行ってますが、このときはベニバナイチヤクソウの群生のことは知らず、
帰宅して知ったのでした。(このとき咲いていたかは分かりませんが)

ということで毛木平に寄り桜平に向かうことにしました。
もちろん下道、車中泊です。

12日。
久しぶりの遠征に緊張気味の私は9時頃出発します。
恐ろしかったのは何度も土砂降りにあったことです。
そのたびに車を停めて明日の天気予報を確認しました。
13時過ぎに毛木平に到着。

期待以上の群生です。
0612ベニバナイチヤクソウ2
0612ベニバナイチヤクソウ1


大喜びで写真を撮っていると静岡ナンバーの車が一台やってきました。
この方もベニバナイチヤクソウ目当てです。
毎年訪れるそうですが、今年はいまいちだそうです。
ちょっとがっかりしますが、私はやっぱりルンルン気分でした。
(今年は早咲きの花が多いので、常連の方から見れば旬が過ぎていたのかもしれません)

さて、桜平に向かいます。
序盤にスーパーがありましたが、その後全くコンビニすらない道です。
ここでも土砂降りの雨に遭い、泣きたくなりますが車を走らせます。
すると車道脇に花を発見しました。
0612キバナノヤマオダマキ


キバナノヤマオダマキです。
大喜びで写真を撮ります。
これ以外には運転しながら気付く花はなかったと思います。

さて桜平へ。
余裕と思っていたら想像以上のダートです。
轍はしっかりしていますが揺れが凄いです。
いつものように精神的に追い込まれますーー;
(山道より車道の方がずっと怖いです)

どうにか駐車場に着いた頃はひどい吐き気に襲われました。
駐車場はトイレのある(中)に停めました。
トイレは電気は通っていないものの、ペーパー完備で清潔です。
小屋泊まりと思われる2台の駐車があります。
食欲はあまりないけれど、どうにか夕飯を食べ(残らせて腐らせる訳にはいかないので)
6時頃には寝ます。

13日。
2時半起床。
気温は7度。満天の星空。
体調はちょっといまいちですが、ここまで来たら行かないわけにはいきません。
私以外に1台の車がありました。
4時半出発です。

駐車場で既に1800m以上の標高がありますので、
駐車場付近からツマトリソウ、シロバナヘビイチゴなどが登山道わきに咲いていました。

ヒュッテ夏沢までにあったお花達。

イワセントウソウは沢山。
ウスバスミレだと思います。
ツボスミレだと思ってあまり写真を撮らなかったのが悔やまれます。
0613イワセントウソウ0613ウスバスミレ
コミヤマカタバミは沢山。下山時には沢山花が開いていました。
キバナハタザオだと思います。
0613コミヤマカタバミ0613キバナハタザオ
ヤマハタザオです。分かりにくいですが葉っぱがギザギザです。
ミヤマスミレは沢山。
0613ヤマハタザオ0613ミヤマスミレ
「白の御三家」と私が呼んでいるツマトリソウ、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナにも会えました。
どれもまだ咲き始めで数株しか見当たりませんでした。
ヒメイチゲもありました。
0613マイヅルソウ0613ツマトリソウ
0613ゴゼンタチバナ0613ヒメイチゲ
ミヤマキンポウゲかキンバイソウだと思います。
ミヤマカラマツも数株咲いていました。
0613キンバイソウ0613ミヤマカラマツ

そしてタケシマランです。
私はタケシマランが大好きで、タケシマランハンターと言っても過言ではありません。
今年は平標でも見つけることが出来ました。
どうやって見つけるかと言うと…
チゴユリっぽい葉っぱがあったら…
0613タケシマラン葉
裏返します。
0613タケシマラン
いつもこんなことしてます^^;

さて、中盤までの主役はなんといってもオサバグサです。
0613オサバグサ

0613オサバグサ2
オサバグサは100株はあったと思います。
標高が高いところには沢山蕾がありました。
初めて見つけたときは大喜びでしたが沢山あるのでだんだん慣れてきました^^;

そしてキバナノコマノツメも圧巻です。
0613キバナノコマノツメ
雑草レベルです。
谷川等では苦労しないと見られない花ですが序盤から沢山咲いています。
恐るべし、八ヶ岳です。

ヒュッテ夏沢に到着。
ここでは素晴らしい雲海を見ることができました。
0613ヒュッテ夏沢 雲海
0613ヒュッテ夏沢

ここからは高山っぽい花が沢山出てきます。
圧巻のミツバオウレン。
小屋付近が見事でした。
0613ミツバオウレン
コイワカガミも小屋付近のが良かったです。
0613コイワカガミ
そして岩稜地帯に入ると、
圧巻のイワウメです。
0613イワウメ
ここで涙腺崩壊です。
こんなに凄いイワウメは見たことがありません。
(この後飽きるほど見ます)

岩に咲く小さなお花達。
ミネズオウ/ツガザクラ
0613ミネズオウ0613ツガザクラ
コメバツガザクラ/ウラシマツツジ
ウラシマツツジは初めて見ました。
0613コメバツガザクラ0613ウラシマツツジ

硫黄岳到着。
横岳方面へ向かいます。

赤岳方面の素晴らしい展望。
0613赤岳方面
キバナシャクナゲと硫黄岳。
0613キバナシャクナゲと硫黄岳

ハクサンイチゲはちらほら。
コマクサの蕾をかろうじて見つけました。
0613ハクサンイチゲ0613コマクサ
ミヤマキンバイ、ミヤマタネツケバナは点在。
0613ミヤマキンバイ0613ミヤマタネツケバナ

オヤマノエンドウは圧巻でした。
0613オヤマノエンドウ
しかし私はチシマアマナの方が大喜びでした。
なぜアマナがここに?
調べて納得感動です。
0613チシマアマナ

ここからは稀少種です。八ヶ岳他数か所でしか見られないお花達です。
チョウノスケソウ。
0613チョウノスケソウ
チョウノスケソウには面白い思い出があります。
2年前の7月下旬に八ヶ岳に来たとき、花に詳しい方と行き合いました。
その人は本を見ながらこの花は〇〇でと熱心に私に教えてくれます。
その方は「チョウノスケソウも咲くんだが、時期的にないよね」と言いました。
「あそこにある白い花は何ですか?」と尋ねると
「あ、チョウノスケソウだ…」と絶句していました。
チョウノスケソウというと、このことを思い出します^^



ツクモグサ。
全然見つけられませんでした><
やっと4株。
0613ツクモグサ
行き合う人に訊いてもあいまいな答えしか返ってこないので、分かりません。
もっと、犬も歩けば棒に当たるくらいあると思っていたので迂闊でした。
特に見たことのない花は勘が働きませんし、体調いまいちの私には気力がもうありませんでした。
花が一番多いと言われる三叉峰まで行きましたが、たどり着いたのがやっという感じでした。
(ここで2株会いましたが)
その先に保護地区があったらしいのですが、体力的に無理で行けませんでした。


そしてウルップソウです。
0613ウルップソウ

保護地区のものは咲き始めでしたが、網もあるし遠くて写真が撮りにくいのですが
これは登山道脇に咲いていて状態も良いものでした。
ウルップソウまで見られるなんて。
感無量です。

私はこの日20人位にチョウノスケソウ、ウルップソウ、ツクモグサのことを教えました。
私にしてはとても珍しいことです^^;
だけど、せっかく八ヶ岳に来て、これらの花を見ないで帰るということは私にとってはあり得ないことなのです。
それに、私も教えてくれる人がいたらすごく嬉しいですし。
思いの外知らない人が多くて驚きましたが、小屋で買った本を見せながら教えました。








しかししかし、
こんなに素晴らしいお花たちに出会えたのですが、
中盤までに私は最高のお宝に出会ってしまったのです。
ここで帰ってもいいやというお宝です。


イチヨウランです。
0613イチヨウラン
一葉蘭と書きます。
名前の由来は1枚の葉でしょう。
0613イチヨウラン横

小屋でスタッフにその話をしたとき、
スタッフの目の色が変わりました。
盗まれ過ぎて絶滅寸前だということです。
場所は言わないでほしいということなのでここでも伏せておきます。
「お客さんは山歩きの醍醐味を知っていますね」と言われましたが、
「下しか見て歩いていないんですよ」とは答えませんでした。
はははと笑ってごまかしました^^;

高い山でも低い山でも、悩みは同じなんだなと思いました。


という感じで、
今回も素晴らしい花巡りの旅となりました。


0430 駐車場発
1345 駐車場着

(今回は花目当てなのでかなりペースが遅いのと、
人に教える時間が長かったです。
あの人が来るまで待って教えてあげよう、という感じでした)

今回の教訓:
初めての花は事前に徹底的にイメージを叩きこむ。

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いくつかの花については事後報告とさせていただきます。

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